スマホ決済(キャッシュレス決済) 最終更新日: 公開日:
本記事では、今話題のキャッシュレス決済アプリ「PayPay」を実店舗で導入するメリットやデメリット、そして手数料から申し込み手順までを解説していきます。
これからPayPayを本格導入し、キャッシュレス決済を促進していきたい方は是非最後まで読み進めてみてください。
目次
出典:PayPay
2018年10月よりサービスがスタートしたキャッシュレス決済アプリのPayPayですが、PayPayの加盟店舗となれば決済手数料を2021年9月まで無料で導入する事が可能です。
2019年5月現在、PayPayは「第2弾100億円あげちゃうキャンペーン」の開催によって利用ユーザーへ大規模な還元を行っていますが、PayPayを導入する店舗側も、今なら「初期導入費・決済手数料・入金手数料が全て0円」といった嬉しい料金体系となっているのです。
出典:PayPay
そもそも「PayPay」とは、ソフトバンク株式会社とヤフー株式会社の共同出資によって設立された「PayPay株式会社」によって開発されているキャッシュレス決済アプリです。
PayPayの最大の魅力は、なんといってもその大規模なキャッシュバックでしょう。
2019年5月現在、「第2弾100億円あげちゃうキャンペーン」が開催されていますが、以下のように、支払い方法によって最大で20%のPayPay残高が受け取れるようになっています。
※ヤフーカードの新規発行は終了しており、PayPayカードに切り替わっています
出典:PayPay
さらに、2019年5月8日以降はPayPay残高、もしくはPayPayカードからの支払いで常時3%が還元されるようにもなります。
※ヤフーカードの新規発行は終了しており、PayPayカードに切り替わっています
出典:PayPay
その上、6月1日以降は「20回に1回の確率で全額戻ってくるキャンペーン」も開催される予定となっているので、ユーザーにとってはPayPayを利用する高い金銭的インセンティブがあると言えるでしょう。
PayPayを利用するメリット・デメリットについてはこちら!
PayPayでは、顧客が自身のスマートフォンからお店のコードを読み取る「ユーザースキャン方式(読み取り支払い)」の場合であれば、決済手数料が2021年9月30日まで無料となります。
ユーザースキャン支払いは店舗のレジ付近にPayPayのバーコードが記載された立て札を設置するだけなので、導入も比較的簡単に完了させる事ができます。
さらに、PayPayではジャパンネット銀行を利用する事で入金手数料が永年無料となります。
※その他の銀行の場合でも2019年9月30日までは無料となりますが、その後の手数料についてはまだ言及されていません。
その入金サイクルについてですが、締日は累計決済金額が1万円以上、そして入金タイミングはジャパンネット銀行なら翌日、その他の金融機関であれば最短で翌々営業日となっています。
出典:PayPay
なので、今後継続的にPayPayを導入していきたいのであれば、入金用の銀行口座はジャパンネット銀行を選択しておくのが無難でしょう。
PayPayを使えるお店は日々拡大しており、大型のチェーン店のみならず、小規模の小売店などでも続々と導入が相次いでいます。
このような決済アプリは、利用可能店舗が多ければ多いほど有用性が高まっていきます。
なので、今後全国的にPayPayが導入される店舗が拡大されれば、あなたのお店でPayPayを利用してくれる人も増えていくかもしれません。
では、PayPayを導入するメリットとデメリットについて見ていきましょう。
PayPayは、「初期導入費・決済手数料・入金手数料」を全て0円で導入する事ができるので、店舗側は比較的キャッシュレス決済の導入を低いハードルで行う事が可能です。
出典:PayPay
なので、キャッシュレス決済の導入を始めて行うような中小規模の店舗であればPayPayは最適でしょう。
PayPayの最大のユーザーベネフィットはその高いキャッシュバックにありますが、PayPayを自身の店舗で導入する事で、高い還元率を好むようなPayPayの利用ユーザーへのアプローチも可能となります。
「還元率の高いPayPayが利用できるなら、行ってもいいかな。」
そのように考えているユーザーを自身の店舗に呼び込む事が可能です。
PayPayは2021年9月30日までは決済手数料が無料とされていますが、その後の手数料率はどのように設定されているのでしょうか?
結論ですが、2019年5月現在その手数料率は発表されていません。
当然、手数料が発生するようになった場合、店舗側にとってはそれが収益を圧迫する要因になり得ます。
なので、導入して無料期間を終了した後の手数料体系が不透明である点は、十分注意しておかなければなりません。
PayPayのユーザースキャン方式は利用ユーザーが自分でQRコードを読み取って金額を入力するので、慣れないユーザーにとってはそれが負担に感じてしまう事もあるでしょう。
なので、店舗のスタッフが十分にユーザーの利用をサポートできる体制を整えておかなければなりません。
PayPayの加盟店に登録する場合、こちらのページからまず「オンラインで申し込み」をクリックします。
そして、その後は以下のフォーマットに沿って必要事項を埋めて下さい。
法人の場合は法人名、または屋号名も求められるので、忘れずに記入しておいて下さい。
全て記入が完了して「確認」をクリックして「送信」を押すと、自身の登録したメールアドレス宛にメールが届き、PayPayの導入に伴う審査が開始されます。
申し込みから審査結果が出るまでの期間は最短で1営業日だとされており、長い場合だと2週間以上の時間を要する場合もあるようです。
なお、PayPay側から「ご利用のお知らせメール」が届くと即時PayPayの利用が可能となるので、QRキッドが手元に郵送で届くのを待ちましょう。
審査が完了後、約1週間を目処に指定の住所へ届けられるとされています。
「いやいや、1週間も待ってられない。」
もしもそのように考える方は、以下の動画のように、「PayPay for Business」のQRコードを印刷すればすぐに利用する事もできます。
PayPayの導入に関する手数料のまとめ
以上、PayPayは2021年9月30日まで決済手数料が無料であり、なおかつ特段の初期費用もかからないので、低コストでキャッシュレス決済を導入するには最適だと言えるでしょう。
なお、PayPayの他にも、LINE Payであれば決済手数料を無料で導入する事ができます。
LINE Payは「据置端末」や「プリントQR」などの決済方式を選択すれば、2021年7月31日まで手数料無料で利用可能です。※2021年8月以降は2.45%
なので、PayPayのみならず、LINE Payも比較対象として調査してみては如何でしょうか。
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キャッシュレスPAY編集長。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。 新卒で大手総合金融機関であるSBIホールディングスに入社し、広告の運用やマーケティングに従事。 その後11ヶ月で退職して、現在は前職で培ったフィンテックやFPに関する知識を活かし、キャッシュレス決済に関する研究を続けている。