ビットコインアドレスとは?仕組みから作り方、追跡方法まで解説!

仮想通貨 公開:2018-12-31 最終更新:2019-03-25

「ビットコインアドレスとは?」ビットコインが普及して一気にメジャーとなった今となっては、今更聞けないと感じてる方もいるかもしれません。以降では、ビットコインアドレスの概要をわかりやすくご説明します。さらに応用技も併せてご紹介するので、参考にしてください。

ビットコインアドレスとは?

アイキャッチ画像

アドレスとは直訳すると「住所」という意味です。日本では、むしろメールアドレスの方が馴染んでいる言語なので、ビットコインアドレスも似たようなものと思われるかもしれませんが、厳密には違います。

ビットコインアドレスとは、「仮想通貨を送る・受け取るために宛先と送り主を特定するための認識番号」と呼ぶべきものです。

むしろ銀行の「口座番号」に近い役割を担っています。以降で、ビットコインアドレスが取引においてどういった働きをするのかを解説していきます。

ビットコインアドレスの仕組み

アイキャッチ画像

ビットコインアドレスは、前述のとおりビットコインを送金・受金するために必要なものです。以下のような英数字の羅列がビットコインアドレスとなります。

1BitQEtcoxAnViwUYX9kjioll8amsEfWrGnr

例えば、ビットコインを他者に送るとき、取引所から別の取引所やウォレットに送るとき、ビットコインで商品を購入したときなど、ビットコインの取引全てにおいてビットコインアドレスが活用されています。

ビットコインアドレスを理解するには、「公開鍵」と「秘密鍵」について知る必要があります。

公開鍵と秘密鍵は必ずセットとなって、ビットコインアドレスに内包されているので目で見て確認できるものではありません。

以降でご説明していきますので、参考にしてください。

公開鍵の仕組み

例えば、アリスという女性がボブという男性にビットコインを2枚(2BTC)送金するとします。すると以下のような行程を踏んで取引が成されます。

  • 送金主であるアリスは受取手であるボブのアドレスの公開鍵を受け取る
  • アリスはボブの公開鍵を使って、「ボブに2BTC送金する」という情報を暗号化する
  • 暗号化された情報はブロックチェーンというデータベースに記載される
  • ボブが暗号を復号化(暗号を解く)して取引完了

少しややこしいかもしれませんが、一言で言うと公開鍵は「取引情報を暗号化するために使われる」ものということです。

なぜ暗号化する必要があるのかというと、取引情報は一度ブロックチェーンという全世界に公開されているデータベースに記載されるからです。

つまりは、悪意のある人物がブロックチェーンに記載された情報を改ざんしたりできないように暗号化する必要があるということです。

ビットコイン取引は、暗号化された情報を受取手が解読することで初めて成立するのです。

秘密鍵の仕組み

公開鍵によって作られる暗号は、ハイスペックなPCを用いてもたやすく解読できない恐ろしく複雑なものです。しかし、そうなると受取手もその暗号を解くことができなくなってしまいます。

そこで、必要となるのが「秘密鍵」です。先ほどの例で言うと、アリスはボブの公開鍵を使って暗号化しています。そしてその暗号は、ボブの秘密鍵でしか解くことができないようになっています。

つまり秘密鍵とは、「対となっている公開鍵の暗号を解くために必要なもの」と言えます。

これまでの説明は、あくまでもシステムの動きを解説したものです。実際に取引をする際は、この公開鍵と秘密鍵のやり取りはウォレットや取引所が全自動で行ってくれるので、ユーザー側は特に意識することもないでしょう。

ビットコインアドレスの作り方・取得方法

ビットコインアドレスは、自身で一から作成することもできますが、プログラミングなどの専門知識を要するのでおすすめできません。

ビットコインアドレスを作る・取得するには以下の方法で作るのが良いでしょう。

取引所・販売所でビットコインアドレスを生成

仮想通貨の取引所か販売所で口座を作れば、ユーザーページや専用アプリでビットコインをその口座に入金することができます。

取引所・販売所の入金手続きに従って進めれば、自動的にビットコインアドレスが生成されるので非常に簡単です。

ウォレットでビットコインアドレスを生成

ウォレットとは、ビットコインを始めとする仮想通貨を保管するためのものです。PCソフトや、スマートフォンアプリ、専用デバイスなど様々な形態のウォレットが存在します。

このウォレットでも基本的には取引所での生成と同じで、ウォレットを作れば自動的にアドレスが生成されます。

ビットコインアドレスの確認・追跡方法

続いては、ビットコインアドレスの確認と追跡の方法をご紹介します。

ビットコインアドレスを確認する方法

自身のビットコインアドレスはメールアドレスと違って自由に設定できるものではなく、基本的には取引所やウォレットが自動的にアトランダムな英数字で自動的に生成してくれます。

そのため、自身のアドレスを把握するには取引所あるいはウォレットにアクセスして確認する必要があります。以下の画像をご覧ください。

これはGMOコインという取引所にアクセスして、入金手続き画面を開いた時のスクリーンショットです。

赤枠内がビットコインアドレスです。ちなみに、上のQRコードを読み込んでもアドレスを取得することができます。

基本的にはアドレスを確認するのに一番手っ取り早い方法は、取引所やウォレットの入金手続き画面を開くことです。実際に入金する予定がなくても、問題ありません。

ビットコインアドレスを追跡する方法

続いてはビットコインアドレスを追跡する方法です。例えば、ビットコインを取引所から別の取引所に送金したとします。

しかし、場合によっては數十分〜数時間経っても送金されないことも珍しくありません。そうなってしまうと、「本当に送金されているのか?」と不安を感じてしまうでしょう。

そんな時に、ビットコインアドレスを追跡して取引の現状を確認する方法を知っておくと便利です。

ビットコインアドレスを追跡するためには、まず「BLOCCHAIN」というサイトにアクセスします。すると以下のような画面が開きます。

上の画面の赤枠内に、「送金元のビットコインアドレスを入力」して検索します。すると、以下のような画面となります。

この画面では、過去から現在までのトランザクション(取引履歴)が確認できます。

画像では何も記載されていませんが、送金すれば赤枠内の左側に送金元のビットコインアドレス、右側に送金先のビットコインアドレスが記載されています。

そして、右側に「未確認トランザクション」と記載されていればまだ取引が成立されていないということです。その場合はひたすら待つしかありません。

逆に未確認トランザクションが表示されないなら、まだブロックチェーンに取引情報が送信されていないということです。

その場合は、取引所かウォレットで手続きが滞っているということなので、取引所かウォレットの運営元に問い合わせてみましょう。

ビットコインアドレスの注意事項

ビットコインアドレスの注意事項は偏に「ブロックチェーンに取引情報が記載されると取り返しがきかない」という点です。

例えば、ビットコインアドレスは非常にランダムな英数字なので、入力の際に間違えてしまいやすいです。そしてそのまま送金手続きを完了してしまうと、ほとんどの場合取り返しはききません。

つまり、アドレス入力を間違えてしまうと送金したビットコインは手元に戻ってこないということです。

ブロックチェーンというのは運営元が存在しないので、問い合わせて取り消してもらうということはできません。送金した取引所やウォレットに問い合わせても、一度ブロックチェーンに記載されてしまえばどうすることもできないのです。

ただし、送金してすぐに間違いに気づいて、運営元に問い合わせれば運営元が送金手続きをする前に差し止めることはできるかもしれません。

何れにしてもビットコインアドレスの入力ミスは絶対にやってはいけないことです。

上の画像は先ほどと同じものですが、このアドレス宛に送金する場合は、必ずURLを読み込むか、あるいは赤枠下の「ビットコインアドレスをコピー」をクリックしてコピーしましょう。

まとめ

ビットコインアドレスはやや専門的な話で、少し難しく感じるかもしれません。仕組みなどは、知らなくても実際に取引する際に不便を感じることはないかと思います。

しかし、この仕組みを知っておけばビットコインやその他の仮想通貨に対する理解がグッと深まるのは間違いありません。知っておいて損はない知識です。

また、アドレスの確認方法や追跡方法は知っておくといざという時に役立つので、ビットコインで取引をするなら覚えておいた方が良いでしょう。

この記事を執筆した人

野崎隆央

野崎隆央

仮想通貨・株・為替などをメインに執筆しているフリーライター。これまではFXをメインに投資していたが、市場の広がりとともに、仮想通貨の投資も開始。調べた知識だけでなく、自身の投資経験に即した実践的なノウハウの執筆を得意とする。

株・仮想通貨の投資経験があるライターによる執筆記事のみを掲載。「投資をもっと簡単に」というミッションのもと、難しい投資情報を中立的に分かりやすく提供することを目指している。