【2019年】崩壊した仮想通貨バブル再来?次のビットコインバブルはいつ訪れるのか

仮想通貨 公開:2019-03-21

本記事では、仮想通貨(ビットコイン)のバブルについてや著名人の見解などを解説し、崩壊した仮想通貨バブルが再来するのかについてを考察していきます。

この記事を最後まで読むめば、仮想通貨バブルについてをしっかりと理解し、仮想通貨市場の今後のシナリオ予想に役立たせる事ができます。

目次

仮想通貨(ビットコイン)のバブルが崩壊した2018年

「ビットコインは既存の金融を変える革新的な通貨だ。」「仮想通貨はまだまだ値上がりする。」

そのような事が頻繁に言われていた2017年。

仮想通貨市場は空前の盛り上がりを魅せ、代表的な仮想通貨であるビットコイン(BTC)は1年間でおよそ14倍となりました。

出典:TradigView

当時は様々な著名人、ブロガー、アフィリエイターなどが本業をそっちのけにして仮想通貨について必死に発信するようになり、多くの人が仮想通貨取引アプリをダウンロードして売買していました。

しかし、「この上昇が今後も続くに違いない」と信じられていた仮想通貨市場の「バブル」は2018年にパーンと弾けてしまいます。

出典:TradigView

2018年のビットコインの価格は1年間でおよそ-70%を超える大暴落となり、バブルの崩壊と共に多くのユーザーが仮想通貨市場から淘汰される事となりました。

仮想通貨(ビットコイン)を賑わせた「バブル」とは何なのか

では、そもそも「バブル」とは何なのでしょうか?

バブルとは、実際の適正な資産価値を大幅に上回る価格で取引されている状況を言い表します。

例えばですが、適正な価格が本来50万円だとされるビットコインが200万円で取引されていれば、それは「バブル」だと表現できるでしょう。(但し、適正な価格がいくらなのかは誰にも分からない。)

なお、世界で最初の「バブル」と呼ばれているのが17世紀にオランダで起きた「チューリップ・バブル」ですが、バブルが起きた当時はチューリップの球根1つが家一軒の値段に値するほどの価格で取引されていました。

このように、実態の価値とはかけ離れて形式的な数字のみが膨らんでいく事を「バブル」と言うのです。

仮想通貨(ビットコイン)のバブルはなぜ起こる?

では、なぜバブルが起こってしまうのでしょうか。

それは誰もが「今後その資産価値が今よりも高まって値上がりするに違いない」と思い込んでいるからです。

例えば、日本の不動産バブルでは東京の土地がアメリカの国土を上回る価格となり、2000年に起こったITバブル(ドットコムバブル)ではマイクロソフトの時価総額が一時60兆円を超えていました。

要は、その資産の価値に全く関係なく、自分が買った後も「きっと誰かがもっと高い値段で買うだろう」と信じる人がいるからこそ「バブル」という現象が起こるのです。

なお、このような理論を「Greater Fool Theory」と呼び、日本語に訳すと「大馬鹿理論(もっと馬鹿がいる理論)」といいます。

このように、ビットコインのような投資対象は、「その資産の将来の価格を予想して投資する」というよりも、「自分以外の投資家の予想を予想して投資する」といった奇妙な側面もあるのです。

仮想通貨(ビットコイン)のバブルに対する著名人の見解

では、「仮想通貨はバブルだったのか」という問いに対する各業界の著名人の見解を覗いていきましょう。

  • ウォーレン・バフェット:ビットコインは「妄想」と再び批判
  • アリババのジャック・マー会長:ビットコインはバブルの可能性が高い
  • SBIホールディングス北尾社長:ビットコインはバブルではない

ウォーレン・バフェット:ビットコインは「妄想」と再び批判

出典:CNBC

「投資の神様」と呼ばれるバークシャー・ハサウェイ社の会長であるウォーレン・バフェット氏は、2019年2月25日、米大手メディアのCNBCとの対談にて“It is a delusion, basically,(基本的にそれは妄想だ)” とビットコインを再び批判しました。

※参考:CNBC

バフェット氏は2018年から「ビットコインはチューリップバブルだ」といった見解を示していましたが、今年に入ってもその否定的な意見を変える事はありませんでした。

なお、バフェット氏は根幹技術となるブロックチェーン技術については可能性があると言及しているものの、ビットコインに関しては「通貨ではない」「ユニークな価値はない」と強く主張しています。

バフェット氏は「理解できないものには投資をしない」といった投資スタンスを貫いており、2000年に起きたITバブルの際にもハイテク株には一切投資をしていませんでしたが、近年になってからはIBMやAppleへの投資を行なっています。

なので、こういったバフェットの過去の経緯から、仮想通貨に関しても今後の状況次第でその考え方もまた一変するかもしれません。

アリババのジャック・マー会長:ビットコインはバブルの可能性が高い

出典:巴比特

中国の大手Eコマース企業アリババの創業者であるジャック・マー会長は2018年5月、中国で開かれた世界情報カンファレンスにて「ブロックチェーン技術はバブルではないがビットコインはバブルだ」と主張しました。

※参考:巴比特

ジャック会長はブロックチェーンそのものは評価しているものの自身は「ビットコインを一切保有していない」と主張しており、「ブロックチェーンを金儲けの道具として使うべきではない」とビットコインの存在を強く批判しています。

なお、ジャック会長率いるアリババの子会社「アント・フィナンシャル・サービシズ・グループ」は、2018年よりブロックチェーンを使った国際送金事業を手掛けており、香港-フィリピン間の国際送金をわずか3秒で完了させました。

SBIホールディングス北尾社長:ビットコインはバブルではない

出典:SBIホールディングス

SBIホールディングスのCEOである北尾社長は、自身の著書である「これから仮想通貨の大躍進が始まる!」の中でビットコインのバブルについてを言及していました。

“特にビットコインは2017年12月に価格が大暴落したことで”バブルが弾けた”とされています。
投資対象としての魅力も薄れ、いわば「終わった通貨」という見方もあるようです。
しかし、私は、まったくそうは捉えていません。”

“「ビットコインの昨今の動向は、17世紀にオランダで起きた『 チューリップ・バブル』と同じである」という論調も散見しますが、完全に別物だと考えています。”

これから仮想通貨の大躍進が始まる!より引用

北尾社長は本書で「チューリップバブルとビットコインは別物」と主張し、「そこに実用的な価値が内在しているか」の違いについてを指摘していました。

“ビットコインが世界中の多くの人々の信頼と、さまざまな分野に活用できるブロックチェーンという最先端の技術をベースにしており、バブルとは異質なものであることを忘れてはいけません。”

これから仮想通貨の大躍進が始まる!より引用

チューリップは富裕層の愛好品であったのに対し、ビットコインはブロックチェーンという革新的な技術が基盤となっている為、それぞれの実態的な価値は全くもって異なっていると言えるでしょう。

なお、もしもビットコインが世界通貨として流通する事となれば、「グローバル経済に計り知れないメリットを与える事ができる」と北尾社長は本書にて記しています。

>>>「これから仮想通貨の大躍進が始まる!」の詳細はこちら!

また、北尾社長は昨年開かれたSBIグループの経営近況報告会でも仮想通貨の市場規模について言及しており、

「どう考えても、これから仮想通貨を取り巻く状況が悪化する可能性はない」

「株式市場は9,500兆円、為替市場は18京円。仮想通貨市場はもっともっと伸びますよ。」

といったポジティブな発言を多く残しました。

仮想通貨のバブルは何度も終了して崩壊している?

「仮想通貨バブルは過去に何度も繰り返し発生しては崩壊している。」

あなたはこの事実を知っていたでしょうか。

実は、過去のビットコイン相場を見てみると、何度もその価格が「高騰しては暴落する」といったサイクルを繰り返しているのです。

そしてビットコイントレードの教育プラットフォームを手掛けるBitcoinTradeGroupのファウンダーであるScarface氏は、2019年3月に過去のビットコインのバブルに関する一連のTweetを公開しました。

以下よりそのTweetをもとにビットコインの過去の「バブル崩壊」について見ていきます。

2011年:仮想通貨(ビットコイン)の最初のバブルと崩壊

まず2011年、ビットコインの最初のバブルが訪れました。

これがビットコインの1回目のバブル崩壊となったのですが、当時米大手メディアのForbesは「ビットコインはこれで終わりだろう」といった旨の報道をしたとされています。

2013年:仮想通貨(ビットコイン)の2度目のバブルと崩壊

次に2013年、再びビットコインにバブルが訪れ崩壊します。

当時のチャートは以下ですが、2017〜2018年のチャートと少し似ているのではないでしょうか。

出典:TradingView

なお、この相場を見て当時のビジネスインサイダーは「ビットコインはゲームオーバー」「バブルは崩壊した」といった報道をしたようです。

2015年:仮想通貨(ビットコイン)の3度目のバブルと崩壊

2015年、ビットコインに3度目のバブルがやってきます。

以下は実際の当時のチャートですが、上述した過去のバブルが相当ちっぽけなものに見えるのが分かります。

出典:TradingView

 そしてこのバブル相場について、JPモルガンのジェイミー・ダイモン氏は「ビットコインは生き残れない」と発言したとされています。

果たしてビットコインは何回「終われば」気が済むのでしょうか。

2018年:仮想通貨(ビットコイン)の4度目のバブルと崩壊

そして2018年、あなたもご存知の通り、ビットコインのバブルが再び崩壊しました。

もうこの辺りの市況は散々述べているので割愛しますが、この4度目となるバブル崩壊を受けて米Forbsは「ビットコインはゼロに向かっているのか?」と報道しました。

このように、ビットコインは過去に何度もバブルが崩れ落ち、その度にメディアに崩壊を煽られていたのです。

2019年の仮想通貨(ビットコイン)はまたバブルが再来して崩壊する!?

そしてScarface氏は最後に偉大な投資家であるジョン・テンプルトン氏の言葉を借り、『投資において最も危険な言葉は「今回だけは違う」という事だ』と主張した後、ビットコインに5度目のバブルが訪れる事を示唆しました。

確かに投資において「今回だけは違う」といった事が通用しないのは、過去の様々なバブル崩壊の相場を見れば明らかでしょう。

ビットコイン相場で言えば今回で計4回バブルが訪れては崩壊した事になるので、「5回目が来る可能性もあり得るのではないか」といった見方もできるのかもしれません。

なお、Scarface氏はビットコインの次の最高値が約10.2万ドル〜33.6万ドル(約1,130万円〜3,730万円)になると予想しました。

その根拠として、「過去にビットコインが70%以上の価格変動がある度に、次のサイクルのピークは以前のピークよりも5.1〜16.89倍になっている」と同氏は説明しています。

しかし、これはあくまでも仮説であり、発信者がどのようなインセンティブを持って発信しているのかも不透明なので、あまり間に受けず、参考程度に聞いておくのがベストでしょう。

仮想通貨(ビットコイン)のバブルは終わった?専門家による最新予想3選

では、2019年に発表された専門家による最新の予想を見ていきます。

  • 米著名アナリストのトム・リー氏はビットコインが夏頃に復活すると予想
  • 海外投資銀行のアナリストはビットコインが再び2万ドルに達すると予想
  • デジタルカレンシーの創業者シルバート氏はビットコイン以外の仮想通貨はゼロになると予想

米著名アナリストのトム・リー氏はビットコインが夏頃に復活すると予想

2019年3月14日、アメリカの調査会社であるファンドストラット社代表のトム・リー氏は、米CNBCとのインタビューにて「半年以内にビットコインの強気相場が復活するだろう」と予想しました。

※参考:CNBC

リー氏はJPモルガンやFacebookなどによる独自のデジタル通貨の開発や、フィディリティといった大手資産運用会社の仮想通貨事業進出などを受け、それが仮想通貨の普及に繋がるポジティブな要因になっている事を評価しました。

また、リー氏は200日の移動平均線にも注目するよう発言しており、「8月までに200日(移動平均線)を超えるだろう」と強気の予想を公表しています。

>>>移動平均線とは?詳しく知りたい方はこちら!

昨年の3月以降、ビットコインの価格は200日の単純移動平均線をずっと下回っており、さらに同年11月にはビットコインキャッシュのハードフォークによる乱戦によってさらに価格が下落しました。

出典:TradingView

しかし、このリー氏の予想が当たる事となれば、8月には200日の移動平均線をブレイクし、再び2017年のような大きな上昇トレンドを描いていくかもしれません。

出典:TradingView

なお、リー氏は昨年、2018年の年末にビットコインの価格が15,000ドルになると予想していましたが、ほとんどその予想は当たりませんでした。

海外投資銀行のアナリストはビットコインが再び2万ドルに達すると予想

海外の投資銀行であるCanaccord Genuity Capital Marketsのアナリストは顧客へのレポートにて「ビットコインの価格が今後20,000ドル(約220万円)まで回復するだろう」と予想し、以下のようなチャートを作成しました。

出典:MarketWatch

上のチャートは2011年2月〜2017年2月までのチャートと、2015年2月から2019年2月までのチャートを重ねて照らし合わせたものですが、そのチャートパターンに類似性がある事が主張されています。

「今後ビットコインが2011年から2017年までの価格推移と同じ傾向を辿っていくとすれば、ビットコインは現在が底値であり、もう間も無く最高値である2万ドルの水準まで回復し始めるだろう。」

Canaccord Genuity Capital MarketsのアナリストであるMichael Graham氏とScott Suh氏は以上のように述べました。

各国で規制の枠組みが整い始め、大手企業による仮想通貨・ブロックチェーン事業参入も世界的に見受けられる中、もしも同アナリストの主張する通りのシナリオが展開されれば、国内でも再び熱狂した仮想通貨ブームの再来に期待出来そうです。

※参考:MarketWatch

デジタルカレンシーの創業者シルバート氏はビットコイン以外の仮想通貨はゼロになると予想

出典:CNBC

仮想通貨業界に投資を行うベンチャーキャピタル企業、「デジタルカレンシーグループ」の創業者であるバリー・シルバート氏は、CNBCとのインタビューにて「ビットコイン以外のほとんどの仮想通貨はゼロになる」と発言しました。

※参考:CNBC

シルバート氏はビットコイン以外のアルトコインは「ほとんど消えて無くなる」と大胆に発言し、2017年に熱狂したICOについても「ほとんどのICOトークンが違法である」「大部分のICOトークンは排除されるだろう」といったコメントを残しています。

一方、シルバート氏はビットコインに対しては強気の予想を示しており、大手金融機関の参入の影響から「今後機関投資家から高い関心が寄せられるだろう」といった見解をみせました。

まとめ:2019年は仮想通貨(ビットコイン)バブルが再来する?

バブルが再来するかは専門家でも分からない

「2019年は仮想通貨バブルが再開するのか」

これまで様々なアナリストや著名な投資家によってビットコインの価格やバブル再来の予想が立てられてきましたが、残念ながら将来の価格がどうなるか、そしてバブルが再開するのかなんて事は誰にも分かりません。

強いて言うなら、それが分かるのは宇宙を支配する神様くらいでしょう。

これは言うまでもないかもしれませんが、基本的にアナリストのような専門家や著名人の発言はあまり参考にはなりません。

例えば「ビットコインは将来1億円になるに違いない!」と専門家が言ったとして、本当にそうなればその人は「見事それを的中させた!」と称えられ、万が一外れたなら「投資は自己責任ですよ」の一言で片付けられます。

もちろん中には中立的でしっかりと分析に基づいた発信を行なっている専門家も存在するとは思いますが、中にはそのようなポジショントークを行なっている人も必ず存在します。

なので、その発信者の「発言のインセンティブは何か」を見抜き、考えていく事が極めて大事となります。

「今回だけは違う」という事はない

しかし、今後再び仮想通貨に熱狂が湧き、何かのきっかけで急激に価格が上昇する事があれば再びバブルが訪れる可能性もあると考えられます。

なぜなら、過去に何度も起きたビットコインバブルとその崩壊を見ても分かるように、「歴史は何度でも繰り返されるもの」だからです。

その時は、当時(2017年)のバブルの事などすっかりと忘れて、「今回こそは本物の上昇に違いない」と誰もが思って食らい付いていくのではないでしょうか。それがいつ訪れるのかは分かりません。

ですが、あなただけは「今回は違うという事はない」という投資の格言をしっかりと頭に入れながら今後の投資に挑んでみてください。

なお、各主要通貨の将来性に関しては以下のリンクで紹介しています。気になる方は是非チェックしてみてください。

>>>ビットコインの将来性に関しての詳細はこちら!

>>>イーサリアムの将来性に関しての詳細はこちら!

>>>リップルの将来性に関しての詳細はこちら!

この記事を執筆した人

Kenta Fujii

Kenta Fujii

フリーランスライター。 新卒でSBIホールディングスに入社し、広告の運用やマーケティングに従事。 その後11ヶ月で退職し、現在はフリーランスとして主にキャッシュレス決済や仮想通貨に関するライティングを手掛けている。

スマホ決済・仮想通貨サービスの利用実績があるライターによる執筆記事のみを掲載。「お金の流れをなめらかに」というミッションのもと、キャッシュレスな世界の実現を目指して運営しています。