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ICOの格付けとは、「ICOそのものに評価をつけて、投資家たちに対して判断材料を提供する」ことです。
世界では様々な企業がICOの格付けをして、それをまとめたWEBサイトを公開しています。
ちなみに、この格付けを行なっている企業はそこで格付けされているICO案件とは直接関わりがなく、「完全な第3者による判定」となっているので非常に信頼度の高い情報源とされています。
今回は、そんなICO格付け専門サイトの中でも「特にオススメな5つの格付けサイト」をご紹介します。
格付けサイトは英語表記のものが多く、日本人の方にはややハードルが高いので、各サイトの使い方をそれぞれで解説いたしますので是非参考にしてください。
ICORATINGは世界的に見ても最大規模のICO格付けサイトで、信頼度が高いです。さらに現在では数少ない日本語対応でもあるので、初心者の方でも見やすいでしょう。
そして、大きな特徴としてはその格付けの表記スタイルが独特な点が挙げられます。ICORATINGではICOを以下のように格付けしています。
上記のように、非常に細かく裁定しているので、投資への判断材料としやすいです。
まずは、ICORATINGで「知りたいICO案件を調べる」方法をご紹介します。
上記画像の右上にある検索アイコン(赤丸内)をクリックし、入力欄にICO案件の名称を入力します。
すると、検索結果が表示されるので調べたい案件があれば、それをクリックしましょう。すると以下のような画面に切り替わります。
このように、案件の概要については残念ながら日本語ではなく英語表記ですが、右上の「評価レビューと分析」に注目してみましょう。
この場合は、まず投資評価は「リスキー+」なので低めです。誇大広告スコアも「高い」のでやや大げさなPRをしていて、端的に言ってしまえば「胡散臭い」と言えなくもないということです。
そしてリスクスコアが「培地」となっていますが、これは翻訳によるミスだと思われ、実際には「ミドル」つまりは真ん中くらいの評価ということです。
この案件に関しては、やや低評価と言えることがわかります。
続いては、ICORATINGで「有望なICOを発掘したい」場合の調べ方についてです。
トップページ上部のICO(赤丸内)をクリックしましょう。すると項目がドロップダウンされるので、その中から「今後の予定」をクリックします。
すると以下の画面になります。
このように現在進行中のICO案件が一覧で表示されます。デフォルトでは、「投資評価」の項目が高い順になっているので、上の方にあるものは「安定+」で有望と言えます。
ICObenchは、ICO案件を正確に判断するために、プロの投資家によるチームによって格付けを行なっていることを公言しています。
投資のプロであるメンバーが、製品やプロモーションの内容を吟味することはもちろん、ICO案件の関係者に直接質問して調査することもあります。
このようなスタイルであるため、非常に信頼度が高く、有力な情報源なるのが大きな特徴です。
まずは、ICObenchで「知りたいICO案件を調べる」方法をご紹介します。
トップページの上部に入力欄(赤丸内)がありますので、そこにICOの名称を入力しエンターを押すと以下のような画面になります。
検索結果が表示されるので、調べたい案件が表示されていれば、そこをクリックしましょう(赤枠内)。
ICOに関する詳細ページに移ります。
こちらも全て英語表記なのでわかりにくいですが、ページ右上(赤枠内)に評定が掲載されていますのでそこに注目しましょう。
上記4つを基準に総合的な評定がくだされ、上画像の案件だと「3.2」です。5点満点なのでまずまずと言ったところでしょう。
続いては、ICObenchで「有望なICOを発掘したい」場合の調べ方についてです。
トップページから今度は「ICOs(赤丸内)」をクリックしましょう。すると以下のような画面となります。
このようにICOが一覧表記となっています。ICObenchの場合は、案件そのものが「新しい順」になっているようです。
ICObazaarは、格付けサイトとしては珍しく無料で「スマートフォンアプリ」を配信しています。
公式HPのユーザーインターフェイスも非常に見やすく、英語表記ではありますが直感的に操作しやすいという特徴があります。
初心者の方には特におすすめできる格付けサイトです。
まずは、ICObazaarで「知りたいICOについて調べる」方法についてです。
トップページ上部に入力欄がありますので、そこに知りたいICOの名称を入力してエンターを押します。
すると、以下のように検索結果が表示されます。
探しているICOが見つかれば、そこをクリックしましょう。(赤枠内)
詳細ページに移ります。画面右上の赤枠内に注目してみてください。
こちらも
上記4つの基準で評価され、5段階評価で格付けがなされています。上画像の場合は、4.3とかなりの高評価です。
続いては、ICObazaarで「有望なICOを発掘したい」場合の調べ方についてです。
トップページを少し下にスクロールすると、「ALL ICOs(赤枠内)」というアイコンがあるので、そこをクリックします。
すると以下のように一覧表示されます。
ICObazaarにおいても、表示順は「新しいもの順」になっています。さらに、右端にABC評価による判定が記載されているので、探しやすいです。
foxicoは、マーケティングや競合している企業、あるいはICOが参入しようとしている市場の状況といったようなビジネスよりの観点から格付けしていることで知られています。
他の格付けサイトがICOのホワイトペーパーや開発内容などを重要視しているため、同じICOでもfoxicoは他のサイトとは違う評定結果が出ていることも少なくありません。
通常の格付けサイトと併せてチェックしておきたい格付けサイトと言えるでしょう。
まずは、foxicoで「知りたいICOについて調べる」方法について解説いたします。
ページ上部の「Sandbox(赤丸内)」をクリックしてみましょう。すると以下のような画面に切り替わります。
赤枠内の入力欄に、ICOの名称を入力して検索すると、下部に検索結果が表示されます。
詳細ページ左下に評価が載っています。
このように非常に独特な判定基準であることがわかります。評価は10段階でなされ、上画像の案件は7.0なのでかなり有望です。
続いては、foxicoで「有望なICO案件を発掘したい」場合の調べ方についてです。
トップページを下にスクロールすると以下のような画面になります。
評価の高いICO順に7つほど掲載されていますので、これだけでも十分有力な情報と言えます。たくさんのICO案件がみたい方は先ほどの「Sandbox」をクリックしましょう。
この画面を下にスクロールするだけで、取り扱っているICOを全て閲覧できます。
CRYPTORATEDは、非常に見やすいユーザーインターフェイスが特徴で、トップページに有望なICO案件をクローズアップしているので、そこだけでも参考になります。
格付けもシンプルに5段階評価でなされているので、わかりやすく初心者にもおすすめできます。
まずは、CRYPTORATEDで「知りたいICOについて調べる方法」をご紹介します。
トップページ右上部の検索アイコン(赤丸内)をクリックすれば入力欄が出てきますので、そこに名称を入力します。すると検索結果がドロップダウンされるので、お目当のICOをクリックすると以下のようなページになります。
ページ右上に大きく格付けが出ています。この場合は5段階評価で3.1なので、まずまずといったところでしょう。
詳細な評価項目は記載されていないませんが、その分見やすくわかりやすいのがメリットです。複数の案件の評価をサクサク調べていくのに適しています。
続いては、CRYPTORATEDで「有望なICOを発掘したい」場合の調べ方につていです。
トップページ上部の「ICO Reviews」をクリックすると以下のような画面に切り替わります。
上画面のように一覧表記で並んでいます。ICOの名称の下に格付け評価が記載されているので、わざわざクリックして詳細を見なくても、評価がわかります。
これまでご紹介してきたところ以外にも、「ICO格付けサイト」はたくさんあります。しかし、あれもこれもと見ていてもキリがないので、基本的には大手で信頼度の厚いサイトを参考にしていくのが良いでしょう。
そして、できれば「複数のサイトを同時にチェックする」ことをおすすめします。なぜならサイトによって、評価するポイントが違ったりするので、同じICOでも評価はマチマチです。
複数のサイトをチェックすることで、より客観的な評価が得られるでしょう。
仮想通貨・株・為替などをメインに執筆しているフリーライター。これまではFXをメインに投資していたが、市場の広がりとともに、仮想通貨の投資も開始。調べた知識だけでなく、自身の投資経験に即した実践的なノウハウの執筆を得意とする。