【2019年】Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)とは|仕組み・価格推移の最新情報

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本記事ではBitcoinCash(ビットコインキャッシュ)についての特徴や今までの価格推移、将来性についてを解説していきます。

目次

    Bitcoin cash(ビットコインキャッシュ/BCH)とは

    BitcoinCash(ビットコインキャッシュ)とは、2017年8月にビットコインからハードフォーク(分裂)して生まれた仮想通貨です。
    このビットコインキャッシュは既存のビットコインの問題を解決する為に生まれたのですが、それがどのようにして誕生し、どういった問題解決を成すのでしょうか?
    以下よりその特徴や誕生の背景について見ていきましょう。

    BitcoinCash(ビットコインキャッシュ/BCH)は時価総額4位の仮想通貨

    ビットコインキャッシュは2018年8月現在時価総額4位の仮想通貨として位置しており、その時価総額はおよそ1兆円となっています。
    BCH時価総額

    出典:coinmarketcap

    このビットコインキャッシュは昨年の2017年内で急騰率が特に高かった通貨と言われており、当時は誕生から半年で10倍近い値上がりを魅せました。
    BCHチャート

    出典:coinmarketcap

    では、そんなビットコインキャッシュはどのようにして生まれたのでしょうか?

    BitcoinCash(ビットコインキャッシュ/BCH)が誕生した背景

    ではビットコインキャッシュが生まれた背景を覗いていきましょう。

    Bitcoin(ビットコイン)のハードフォークによって2017年8月1日に誕生

    当時の2017年8月1日、ビットコインはそのブロックチェーンを「ハードフォーク」によって分岐させて新たにビットコインキャッシュを生み出しました。
    ハードフォークとは、その仮想通貨の根幹技術であるブロックチェーンの仕様変更に伴う「チェーン分岐」の事を表しています。
    ハードフォーク

    このように、ビットコインと完全に分岐した新たなチェーンを作り出す事によってビットコインとは異なった別のチェーンを作り出す事ができ、ハードフォークによってビットコインキャッシュは誕生しました。

    Bitcoin(ビットコイン)のスケーラビリティ問題

    では、なぜこのようなハードフォークが起こったのかと言うと、それは元々ビットコインのコア開発陣の中でビットコインの取引処理の問題が懸念されていた為です。

    現在時価総額No.1で仮想通貨市場の基軸通貨となっているビットコインですが、新規ブロックを生成するのに掛かる時間は10分、そして1ブロックに入れる事が出来る容量は1MBと決まっています。
    そしてこの10分間でPoW(プルーフオブワーク)による複雑な計算を解いていく「マイニング」を行う必要がある為、1秒間に7件の取引しか処理する事が出来ません。

    ビットコインのマイニングは世界中のマイニングの専用機械を働かせても10分間掛かるように設定されているので、セキュリティ性は高いのですがVISAやマスターカードといった迅速な決済を実現させる事は難しくありました。

    これがビットコインの「スケーラビリティ問題」と呼ばれており、この問題を解決する為に2つの解決策が出されます。

    スケーラビリティ問題を解決する2つの策とSegwit

    さて、上述した問題を解決する為に以下の2つの解決策が提示されました。

    • 1.ハードフォークによってビットコインのブロックサイズを1MBから更に拡大させる。
    • 2.ブロックサイズはそのままにして取引データを圧縮させる。

    1は取引のキャパシティを今よりももっと大きくするという方法で、これに賛成する人は「ビッグブロック派」と呼ばれました。
    続いて2はブロックに書き込まれる署名データと取引データを切り離す事で中身を軽くしましょうといったものであり、これに賛成する人は「スモールブロック派」と呼ばれました。
    このような解決策を「Segwit」と言うのですが、今回はSegwitに関する詳しい説明は割愛するとします。

    大手マイニング企業によってBitcoinCash(ビットコインキャッシュ/BCH)が生み出される

    このようにビットコインのスケーラビリティ問題の解決策を巡って上述した両者の対立が続いていたのですが、ビッグブロック派であった中国の大手マイニング企業「Bitmain」は、Segwitやその後提案されたSegwit2xなどを受け入れず、ブロックサイズが8MBとなったビットコインキャッシュを誕生させたのです。

    このBitmainは現在時価総額が1兆円を超えていると言われており、今秋に香港の証券取引所でIPOを行う「クリプト・ユニコーン」です。
    そんなBitmainは当時からビットコインのマイニング専用マシンである「ASIC」を販売していました。
    Bitmain

    出典:Bitmain

    BitmainはSegwitによる仕様変更によって自社製品(ASIC)が売れなくなってしまっては困ると考えたのですね。
    これによって、ブロックサイズのみが拡大されるビットコインキャッシュへとハードフォークさせたわけです。

    なお、その後は2017年10月にビットコインゴールド、2017年11月にはB2X(Segwit2x Bitcoin)といったように様々な新しい通貨がビットコインからハードフォークしていきました。

    Bitcoin cash(ビットコインキャッシュ/BCH)の特徴


    では、ビットコインキャッシュの仕組みや特徴についてを解説していきます。

    ブロックサイズの拡大によってスケーラビリティ問題を解決する

    上述の通り、ビットコインキャッシュのブロックサイズは1MBのビットコインに対して8MBとして誕生し、ビットコインが抱えていた取引処理の遅延の問題を解決する通貨としての位置を保持してきました。
    そして、2018年5月15日にビットコインキャッシュはそのブロック容量を8MBから32MBへと拡大するアップデートを行い、更に1ブロック辺りの取引処理能力を向上させました。

    また、同アップデートによって現在のイーサリアムで活用されている技術「スマートコントラクト」を取り入れたオペコードも追加されており、ビットコインキャッシュの優位性は更に高まる事となりました。

    仮想通貨が正しく取引されるようにする「リプレイアタック対策」も万全

    なお、ビットコインキャッシュではリプレイアタック攻撃の対策も出来ています。

    リプレイアタックとは、ハードフォークによって分裂した仮想通貨において送金者の意図しないトランザクションが行われる事を言います。
    例えばビットコインを送金する場合に、リプレイアタックの対策をしていなければ分岐したビットコインキャッシュも同時に送金されてしまいます。
    リプレイアタック

    このままだと悪意のある攻撃者がその取引データをコピーしてビットコインキャッシュのトランザクションを自分達の元で操る事が出来てしまうので、この場合はリプレイアタック対策として「リプレイプロテクション」を行なう必要があるのです。
    そこでビットコインキャッシュはリプレイプロテクションを実装しており、上述した問題を解決しています。

    Bitcoin(ビットコイン)との違い

    では、ビットコインキャッシュは既存のビットコインとどのように違うのでしょうか?
    それらを一目で理解できるよう表で確認して見ましょう。

    ビットコイン ビットコインキャッシュ
    誕生年月 2009年1月 2017年8月
    ブロック生成時間 10分 10分
    コンセンサスアルゴリズム PoW PoW
    Segwitの実装 有り 無し
    取引所名 取引所名 取引手数料
    時価総額(2018年8月時点) 約12兆8,000億円 約1兆円

    以上のように、そのアルゴリズムやブロックの生成時間は変わっておらず、主にブロックサイズが大きく取引速度が大幅に改善された点が異なっていると言えます。

    まとめると、ビットコインキャッシュはサトシ・ナカモトが提唱したビットコインの「Peer-to-peer Electronic Cash」という構想を引き継ぎ、それを更にスケールさせて行くものとして生まれ、発展を続けているのです。

    Bitcoin cash(ビットコインキャッシュ/BCH)のレートは?チャートで見る価格推移

    では、そんなビットコインキャッシュの価格推移を見ていきましょう。
    そのチャートを見てみると、2017年12月をピークに今年に入ってからはその価格を下げており、現在は1BCH=510ドル(約56,000円)辺りで推移しています。
    BCHチャート

    出典:coinmarketcap

    昨年大きな上昇を魅せたBCHですが、今年に入ってからはやや盛り上がりに欠ける推移となっており、サポートラインであった600ドル台を割っている為、直近では次のサポートラインの300ドル台へ下落してしまう事も考えられます。

    では、過去BCHに起きた出来事などを見ていきます。

    2017年11月12日:BCHがBTCのハッシュパワーを上回り高騰

    2017年11月12日頃、ビットコインを採掘していたマイナーがビットコインキャッシュに移り、そのハッシュパワーが一時的にビットコインを上回りました。
    ハッシュパワーとはマイニングの計算能力の事であり、ハッシュパワーが高い程マイニングの難易度が高くなります。
    このように、当初難易度が相対的に低かったビットコインキャッシュにマイニングが集まった事でビットコインが下げてビットコインキャッシュが上昇するという現象が起こったのです。
    BCH、BTCチャート

    これらによって当時の11月12日、BCHの価格は半日でおよそ2.5倍の高騰を魅せ、時価総額ランキングでは一気に2位にランクインしました。

    2018年4月23日:AntpoolのBCHバーンによって価格高騰

    2018年4月23日、上述したBitmainの傘下である世界最大級のマイニングプール「Antpool」がマイニングによって得たBCHの手数料の内の12%をバーンしている事を当時発表していました。

    バーン(burn)とは通貨の「焼却」を意味しており、それを二度と市場に流通しないようにする方法です。
    これによって市場に出回る通貨の供給量が減るので、バーンする事で理論的には市場価値が高まる事となります。
    これによってBCHの価格は大きく上昇していました。
    BCHチャート

    出典:coinmarketcap

    なお、この時は丁度仮想通貨市場全体も上昇トレンドだった事もあり、全体的に大きく底上げしました。

    Bitcoin cash(ビットコインキャッシュ/BCH)の将来性は?

    では、ビットコインキャッシュの将来性についてを見ていきます。

    BitcoinCashを基軸通貨とする取引所が存在するため、 価格の安定が見込める

    現在多くの取引所で基軸通貨となっているのはビットコインやイーサリアムなどですが、このビットコインキャッシュも最近では基軸通貨として採用されるようになりました。
    それが中国の取引所「CoinEX」であり、同取引所は大手マイニングプール「ViaBTC」が運営しています。

    このようにBCHを基軸とする取引所が増えれば、現在起こっているビットコインの送金遅延や手数料高騰問題の解決にも繋がるでしょう。

    また、日本のインターネット金融グループであるSBIホールディングスの傘下「SBI Crypto」は、現在ビットコインキャッシュのマイニングをしています。
    BCHマイニングシェア

    出典:CoinDance

    現在SBI CryptoはBCHマイニングの全体の4.86%を占めており、日本の大手企業も本格的にBCHの獲得に参入しています。

    通貨として普及し始めており、拡大の可能性あり

    このビットコインキャッシュですが、日本でも決済に導入する店舗が増え、ECサイト等でもBCHの利用可能サイトが見受けられるようになりました。
    例えば東京であれば銀座の「回転寿司酒場」や「nem ber」、大阪だと「炭火焼肉たむら」などが対応しておりBTCの代案としての普及が続きます。

    Bitcoin cash(ビットコインキャッシュ/BCH)はロジャー・バーも将来の可能性を感じている

    「ビットコイン・ジーザス」とも呼ばれるロジャー・バー氏は、以前自身のTwitterにて「ビットコインキャッシュこそが真のビットコインである」と発言しました。

    同氏は現在のビットコインはブロックが1MBであり取引処理の遅延や取引手数料の高騰を招いていた事から、より現代のお金へと近くなるのはビットコインキャッシュであるとの見方を示しているのです。

    果たしてビットコインキャッシュが本家のビットコインを追い抜き、世界の基軸通貨となる日は来るのでしょうか。

    Bitcoin cash(ビットコインキャッシュ)のおすすめ取引所

    では、ビットコインキャッシュのおすすめ取引所ついて解説していきます。

    1番おすすめなのは日本円で取引出来る「bitbank」

    bitbank

    出典:bitbank

    BCHの取引で最もおすすめなのが日本の取引であるbitbankです。
    bitbankでは対日本円ペアでBCHが上場されており、そのボリュームは日本でNo.1とされています。
    海外取引所でもBCHが購入できますが、日本円では購入出来ず、一度国内取引所で仕入れたBTCを海外取引所へ送金する手間があるので、利便性が最も良いのはbitbankでの取引だと言えるでしょう。

    その他に、Bitcoin cash(ビットコインキャッシュ)を取り扱う取引所

    その他にも海外取引所ではBCHが多く取引されており、代表的なのは「BitForex」「CoinEx」「Huobi」などでしょう。

    特に上述したBCHを基軸通貨とするCoinExでは多くの取引ペアでBCHを購入する事が出来るのでおすすめです。

    それらの取引高は上述したbitbank以上であり、流動性を重視するならば海外取引所を利用して売買するのも良いかもしれません。
    また、その他BCHが取引されている取引所は以下の通りです。

    HitBTC Coinsuper OKEx
    Bit-Z Binance RightBTC

    Bitcoin cash(ビットコインキャッシュ)のおすすめウォレット

    では、次にBCHを保管する為のおすすめウォレットを見ていきます。

    1番おすすめなのは「Bitcoin.com」

    BCHの保管に最もおすすめなのはモバイルとデスクトップの両方に対応している「Bitcoin.com」です。
    Bitcoin.com

    出典:Bitcoin.com

    Bitcoin.comはBCHとBTCの両方を保管出来るウォレットであり、以下のような特徴があります。

      • 200万以上のユーザーが存在している。
      • 秘密鍵を自分で管理出来る。
      • 日本語に対応している。
      • 今後は取引所を介さずにウォレット内にてBTCやBCHの交換が可能となる予定

    なお、同ウォレットを手掛けるBitcoin.com社のCEOはビットコインの初期の投資家であるロジャー・バー氏であり、ロジャー・バーはビットコインキャッシュのプラットフォーム上で新しいトークンを作成するプロトコルの開発を進めるべくICOを検討しています。

    その他に、Bitcoin cash(ビットコインキャッシュ)に対応するウォレット

    その他にもBCHに対応するウォレットは様々であり、それは主に以下の通りです。

    BitPay Copay Bitcoin Cash Wallet
    Blockchain.info Ledger Nano S TREZOR

    これらモバイル型やデスクトップ型のウォレットが主流ですが、Ledger Nano SやTREZORに関してはオフライン上でBCHを保管できるハードウェア型のウォレットです。

    Bitcoin cash(ビットコインキャッシュ)のまとめ

    以上、ビットコインキャッシュの概要た特徴についてご紹介してきました。
    このビットコインキャッシュの根幹にあるのは上述したBitmainであり、今秋同社が香港証券取引所に上場するに伴い更にビットコインキャッシュのマイニングに注力される事となるでしょう。
    今後のビットコインキャッシュの値動きに要注目です。

    執筆者プロフィール

    Kenta Fujii

    ふじい編集長

    キャッシュレスPAY編集長。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。 新卒で大手総合金融機関であるSBIホールディングスに入社し、広告の運用やマーケティングに従事。 その後11ヶ月で退職して、現在は前職で培ったフィンテックやFPに関する知識を活かし、キャッシュレス決済に関する研究を続けている。

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    スマホ決済・仮想通貨サービスの利用実績があるライターによる執筆記事のみを掲載。「お金の流れをなめらかに」というミッションのもと、キャッシュレスな世界の実現を目指して運営しています。

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