【2019年】Monero(モネロ/XMR)とは|仕組み・価格推移の最新情報

仮想通貨 最終更新日: 公開日:

トップ画

本記事では、仮想通貨Monero(モネロ)の仕組み・今までの価格推移・将来性についてを解説するので、今後購入する際の参考にしてください。

目次

    仮想通貨Monero(モネロ/XMR)とは

    Moneroイメージ画像

    Monero(モネロ/XMR)とは、2014年4月に誕生した匿名性の高い仮想通貨です。
    以下よりそんなMoneroの基本情報を見ていきましょう。

    Monero(モネロ/XMR)の時価総額

    Moneroは2018年8月現在時価総額12位に位置しており、その規模はおよそ1,900億円となっています。
    Monero時価総額

    出典:coinmarketcap

    Moneroのような匿名通貨は他にも「Dash」「Zcash」と呼ばれるものがありますが、その中でもこのMoneroが匿名通貨の分類ではトップの規模となっています。

    Monero(モネロ/XLM)はBytecoinをベースに開発された仮想通貨

    このMoneroは2014年4月に公開されており、匿名通貨である「Bytecoin」をベースにして開発されています。
    また、「Monero」の名前の由来は、ユダヤ系ポーランド人であるルドヴィコ・ラザーロ・ザメンホフが考案した人工言語「エスペラント語」で「コイン」という意味を表しています。
    このMoneroはブロックチェーンにおける透明性の高さから来るプライバシー保護の問題を解決する仮想通貨であり、更に高速取引も実現する事が出来ます。

    仮想通貨Monero(モネロ/XMR)の仕組み

    では、そのMoneroの具体的な仕組みを見ていきましょう。

    「CryptoNight」の導入で高い匿名性を実現

    Moneroは「CryptoNight」と呼ばれる匿名性を高めるアルゴリズムを採用しており、それは「リング署名」と呼ばれる技術から成り立っています。

    リング署名とはブロックチェーンにおける電子署名技術の一種であり、これを用いる事で「トランザクションが認証された事実を受け手は知る事が出来るが個人の特定までは不可能」という状態を作る事ができ、それによって匿名性の高いトランザクションを実現出来ます。

    これはトランザクションにおいて送信者が誰であるのかを分からないようにするものであり、通常のトランザクションで用いられる送金アドレスの部分を「ワンタイムアドレス」と呼ばれる一時的なアドレスで代用する事で匿名性を保つ事が出来るんですね。
    ワンタイムアドレス
    これはネット銀行のトランザクションなどでも用いられており、一度きりしか使われないアドレスを生成する事によって送信元を不特定とする事が出来るのです。

    取引完了までの決済スピードが早い

    なお、Moneroは迅速な取引が可能である点も代表的な仮想通貨ビットコインとは異なっており、Moneroはマイニングが容易でビットコインの5倍の速さで取引の処理を行う事が可能です。

    ビットコインの場合、マイニングによって新たなブロックを生成する場合10分掛かるように設定されています。
    しかし、Moneroの場合は1つのブロックをわずか2分で生成する事が出来るので、匿名性だけではなく迅速な決済という点でも優位性があるのです。

    DASH(ダッシュ)など他の匿名通貨との違い

    Moneroの他にもDASHやZcashといった匿名通貨が存在していると上述しましたが、それらとMoneroとはどういった違いがあるのでしょうか?

    アルゴリズムの違い

    まず、それぞれに実装されているアルゴリズムを見ていきましょう。
    MoneroはCryptoNightと呼ばれるアルゴリズムを実装していると述べましたが、DASHは「プライベートセンド」、Zcashは「ゼロ知識証明」と呼ばれるアルゴリズムを採用しています。

    まず、DASHのプライベートセンドとは送金処理の段階で送金情報を管理しているノードを一度シャッフルして誰がどの受取人にトランザクションを行ったかを分からなくする技術です。

    そして、Zcashのゼロ知識証明とはそのトランザクション情報の中身を隠した状態で相手に正当な取引を証明する技術です。
    このZcashのゼロ知識証明を用いる事で他の匿名通貨とは違って送金の数量も匿名化する事が可能となります。

    承認時間と発行上限の違い

    そして、それぞれの承認時間と発行上限も異なっており、それは以下の表の通りです。

    通貨名 承認時間 発行上限
    Monero 2分 上限無し
    DASH 1.3秒 2,200万枚
    Zcash 10分 2,100万枚

    承認時間が最も早いのはDASHであり、「インスタンドセンド」と呼ばれる技術によって、ネットワーク内から選出したマスターノードに承認作業を一任させる仕組みを取っています。

    なお、DASHやZcashが発行上限がある中でMoneroだけは上限が設けられていません。

    このように、一概に匿名通貨とは言ってもそれぞれ細かい特徴が異なっているのです。

    また、その時価総額ランキングは以下の通り、Moneroが11位、DASHが13位、Zcashが20位に位置しています。
    匿名通貨の時価総額

    出典:coinmarketcap

    Monero(モネロ/XMR)のレートは?チャートで見る価格推移

    XMRは今年の1月をピークに高騰しましたが、現在は全体の相場の影響を受けて1XMR=1,1万円程度で推移しています。
    moneroチャート

    出典:coinmarketcap

    では、XMRの価格変動が大きかった過去のトピックとその動きを振り返っていきましょう。

    2017年8月28日:Moneroが韓国の大手取引所Bithumbに上場し高騰

    2017年8月28日、Moneroは韓国の大手取引所であるBithumbに上場した事で高騰しました。
    moneroチャート

    出典:coinmarketcap

    その上場前にはBithumbにMoneroが上場するといったニュースが界隈で広まり、上場前の8月21日頃からその価格は上向きとなっていました。
    その価格は1週間でおよそ2.5倍の高騰となり、現在もBithumbでは韓国ウォン(KRW)建てで多く取引がされています。

    2018年5月18日:コインチェックから匿名通貨が上場廃止となり下落

    2018年5月18日、日本の取引所であるコインチェックはマネーロンダリングの懸念からDASHやZcashと同時にMoneroを上場廃止としました。

    これによって上場廃止となった対象通貨は市場で売却され、5月から6月にかけてコインチェック内でMoneroを保有していたユーザーによる大きな売りが発生しました。

    moneroチャート

    出典:coinmarketcap

    これによって全体の流動性が低下し、2018年5月上旬に200ドル台だったXMRの価格はおよそ1ヶ月で半分近い価格となってしまいました。

    このように、匿名通貨にはマネーロンダリングの懸念による規制や上場廃止のデメリットがあるのです。

    仮想通貨Monero(モネロ/XMR)の将来性は?

    では、Moneroの将来性について解説していきます。

    匿名性が高いため、ユーザーの利用が拡大する可能性がある

    Moneroの最大の魅力は、その取引を匿名化出来る点です。
    既存のパブリックブロックチェーンではその取引データが全てオープンとなっている為に、透明性が高い反面、機密情報などのトランザクションには不向きでした。

    しかし、Moneroによる匿名取引が実現される事によって、機密情報を扱う企業間の取引においての匿名性が保証されるようになるのです。
    ブロックチェーン実用化の観点から、プライバシーの保護は非常に重要だと言えます。

    一方で、マネーロンダリングに使われる恐れがあり、政府による規制が入る可能性も

    一方、このような匿名取引はプライバシーを保護するのと同時にマネーロンダリングの使用を高める事にも繋がってしまいます。
    実際に日本の金融庁もこの仮想通貨によるマネーロンダリングを大きく懸念視しており、その対策としてマネーロンダリングやテロ資金供与に関するガイドラインを敷いています。

    また、上述した通りコインチェックも匿名通貨を全て廃止している事から、今後政府の方針にそぐわない仮想通貨として規制を受けるリスクも非常に高いと言えるでしょう。

    Monero(モネロ)のおすすめ取引所

    では、Moneroが購入出来る取引所について見ていきます。

    一番おすすめなのはBinance

    XMRの購入に当たって最もおすすめなのは世界最大級の取引所であるBinanceです。
    Binanceは以下の通り、XMRの全体の流通におけるおよそ15%を占めています。
    monero取引所

    出典:coinmarketcap

    ボリュームが最も多いのはHitBTCですが、同取引所は現在日本居住者向けの取引を停止しています。

    なお、Binanceは手数料が0.1%と最安値の水準であり、その信頼は非常に高いと言えます。
    また、Binanceでは日本円での取引が出来ないので、XLMを購入する場合は最初に日本の取引所でBTCを購入し、その後BinanceにBTCを送金するようにしましょう。

    その他に、Monero(モネロ)を取り扱う取引所

    そして、XMRを購入出来るその他の取引所は以下の通りです。

    Poloniex Bitfinex Exrates
    B2BX Bittrex OKEx

    Monero(モネロ/XMR)のおすすめウォレット

    次にMoneroのおすすめウォレットを解説していきます。

    一番のおすすめはMonero Wallet

    Moneroのウォレットはスマホで簡単に利用できる「Monero Wallet」です。
    Monerowallet

    出典:App Store

    このMonero WalletはiOSとAndroidの両方で対応しており、App Sotreでは4.3/5の高評価が付いています。
    ただ、同ウォレットに対応しているのは現状Moneroのみである点が難点となっています。

    その他に、Monero(モネロ)に対応するウォレット

    その他のMoneroに対応するウォレットは以下の通りです。
    ウェブウォレット

    デスクトップウォレット

    ハードウェアウォレット

    それぞれ用途によってセキュリティと利便性の優先度が違いますが、ガチガチのセキュリティ体制で保管したい場合はハードウェアウォレットの「Ledger Nano S」がおすすめです。

    Monero(モネロ/XMR)のまとめ

    以上がMoneroについてでしたが、匿名通貨は利用用途が良い面でも悪い面でもあると言えるでしょう。
    各国でAML(アンチマネーロンダリング)の規制整備が続く中、このMoneroが世界的に受け入れられる為には各国の政府の規制の枠組みがまず確立される必要があると考えられます。

    しかし、既存のブロックチェーンにおいてプライバシー保護の問題が起こっている事も事実です。

    いずれにしても、匿名通貨は既存の仮想通貨市場に多く上場しており、特にこのMoneroやDASH、Zcashは上位に位置する仮想通貨である為に、将来既存のブロックチェーンの問題を解決した新たなプレイヤーとなる可能性にも期待出来るでしょう。

    執筆者プロフィール

    Kenta Fujii

    ふじい編集長

    キャッシュレスPAY編集長。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。 新卒で大手総合金融機関であるSBIホールディングスに入社し、広告の運用やマーケティングに従事。 その後11ヶ月で退職して、現在は前職で培ったフィンテックやFPに関する知識を活かし、キャッシュレス決済に関する研究を続けている。

    dカード+マイナポイントで最大50%還元 dカード+マイナポイントで最大50%還元

    スマホ決済・仮想通貨サービスの利用実績があるライターによる執筆記事のみを掲載。「お金の流れをなめらかに」というミッションのもと、キャッシュレスな世界の実現を目指して運営しています。

    dカード+マイナポイントで最大50%還元