【2019年】QASH(キャッシュ)とは|仕組み・価格推移の最新情報

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本記事では、仮想通貨QASH(キャッシュ)についての仕組み・今までの価格推移・将来性などを解説するので、今後購入する際の参考にしてください。

目次

    仮想通貨QASH(キャッシュ)とは

    出典:Liquid

    仮想通貨QASH(キャッシュ)とは、株式会社QUOINEが運営する仮想通貨取引所「Liquid」にて使用される独自トークンです。
    このQASHは日本でICOによっておよそ120億円を調達した事で話題となりました。
    そんなQASHの基本情報についてを見ていきます。

    仮想通貨QASH(キャッシュ)の時価総額

    QASHの時価総額は2018年9月10日現在77位に位置しており、その時価総額はおよそ80億円程度となっています。
    QASHの時価総額

    出典:coinmarketcap

    このQASHは上述した取引所Liquidが9月にローンチした事によって、急激にその規模を拡大させました。

    QASHは日本発のICOによって誕生

    QASHは2017年11月にICOによって誕生しましたが、開始から1日で70億円を調達し、最終的には120億円を調達しました。
    2017年10月には日本のICOプラットフォームである「COMSA」がおよそ110億円を調達しましたが、それと並んで日本でも有数のICOプロジェクトとなりました。

    なお、QASHが公開されたのは2017年11月下旬であり、上場後は約1週間で300%高騰するといった市況でした。
    QASHチャート

    出典:coinmarketcap

    仮想通貨取引所Liquidの特徴である「ワールドブック」

    ワールドブック

    出典:QUOINE

    QASHの基盤となる取引所Liquidの最大の特徴は、「ワールドブック」と呼ばれる機能です。
    ワールドブックはグローバルにどこの国の通貨でもスムーズに取引する事が可能となるんですね。
    これを用いる事で、世界中の仮想通貨を自国通貨で取引出来るようになるベネフィットがあります。

    では、そのワールドブックを実現する為の2つのシステムを以下で紹介します。

    「スマートオーダールーティング」で世界中の取引所を繋げる

    スマートオーダールーティングとは、世界各国からリアルタイムに情報を取得してLiquidのプラットフォーム(ワールドブック)に反映させる機能です。
    この機能が世界中の取引所からマッチング相手を見つけてくれるので、ユーザーはグローバルに取引を行う事が可能となります。
    スマートオーダールーティング

    出典:QUOINE

    「クロスカレンシー換算エンジン」で為替を瞬時に換算できる

    そして、グローバルな為替の換算を瞬時に可能とするのがクロスカレンシー換算エンジンです。
    これによって、通常はマッチングする事のない異なる通貨ペアの注文を、建値通貨の自動換算によって売買可能となるんですね。

    クロスカレンシー換算エンジン

    出典:QUOINE

    上記の図を例のように、ETH/EUR及びBTC/SGDの通貨ペアでもマッチングさせて取引を成立させる事が可能です。

    このように、Liquidは将来的にワールドブックを使用して一つのプラットフォーム上でグローバルな投資家がトレーディング出来るようなインフラの構築を目指しています。
    そして、そのプラットフォームでの送金や支払いに用いられる通貨がQASHとなる予定なのです。

    仮想通貨QASH(キャッシュ)のレートは?チャートで見る価格推移

    次にQASHの価格推移を見ると、2018年1月のピーク以降、その価格は右肩下がりで現在は上場直後の価格を割る価格で推移しています。
    QASHチャート

    出典:coinmarketcap

    では、過去に大きく価格が動いた出来事を振り返って行きます。

    2018年7月5日:QUOINEのCTOがLiquidの進捗報告を動画で公開

    2018年7月5日、QUOINEのCTOであるアンドレ氏はLiquidに関する進捗報告を動画にて公開しました。

    動画中には取引の流動性の改善を表したデモなどが行われ、同プラットフォームのローンチが近い事が促されました。
    これによってQASHは投資家の高まった期待によって買われ、1日でおよそ30%高騰しました。
    QASHチャート

    出典:coinmarketcap

    2018年8月24日:Liquidのローンチ発表によって高騰

    続いて2018年8月24日、QUOINE社は上述したLiquidを9月4日にローンチすることを発表しました。

    QASHはLiquidでの決済通貨となり、同プラットフォームでの取引手数料の割引や新サービスへの優先的なアクセスが付与される予定ですが、今回のアナウンスを受けてQASHは1日で40%を超える高騰を魅せました。
    QASHチャート

    出典:coinmarketcap

    このようにQASHはLiquidプラットフォーム内で用いられる事から、今後もLiquidの開発進捗に依存した値動きとなる事が予想されますね。

    仮想通貨QASH(キャッシュ)の将来性は?

    では、次にQASHの将来性について見ていきます。

    銀行業務ライセンスの取得により、今後の規模拡大に期待出来る

    今後のLiquidのロードマップを見ると、Liquidのローンチ後に「インベストバンキングサービスの拡大」「QASHブロックチェーンの開始」を経た後、2019年Q3には「銀行ライセンスの獲得」を目指している事が分かります。
    Liquidロードマップ

    出典:QUOINE

    2018年に入り大幅にその従業員数を拡大させているQUOINE社ですが、もしも銀行ライセンスを獲得する事が出来れば、さらにその事業をスケールし、現在とは異なったユーザー層へのアプローチも期待出来るでしょう。
    米大手取引所であるCoinbaseもアメリカで銀行ライセンスの取得を目指していますが、両者共に「仮想通貨取引所」という枠組みを超えた金融サービスの領域にも進出しようとしています。

    特にQUOINE社は既に仮想通貨交換業者登録を済ませている所が大きなアドバンテージですね。
    今後金融庁がQUOINE社に対してどのような見解を示すかにも掛かっていますが、QASHが非常にポテンシャルの高い通貨であることは間違いありません。

    大手取引所との提携で、QASHの流動性が広がりつつある

    QASHは自身の運営するLiquid以外にも、HuobiやGate.ioといった大手取引所へも上場するようになりました。
    QASHの取引所

    出典:coinmarketcap

    いくらLiquidが成長したとしても、QASHの市場への流通インフラが拡大しない事にはQASHの価値向上は望めません。
    なので今後Biananceといった世界最大級の取引所等に上場する事となれば、現在よりもその流動性や有用性が増す事となるでしょう。

    QASH(キャッシュ)のおすすめ取引所はLiquid

    QASHを購入出来るオススメの取引所は、もちろん「Liquid」です!
    Liquid

    出典:Liquid

    Liquidでは以下の通りQASHをJPY、BTC、ETHなどといった様々な通貨ペアで取引可能なんですね。
    Liquid

    なので、QASHを購入する場合は言うまでもなくLiquidが最適でしょう。

    QASH(キャッシュ)のおすすめウォレット

    QASHには現在専用のウォレットはありませんが、Liquidでは顧客資産の100%をコールドウォレットで保管しています。
    なお、同取引所では二段階認証が必須で第三者機関や専門家によるセキュリティチェックも実施している為、Liquidの取引所ウォレットはセキュリティ性が高いと言えるでしょう。
    また、QASHはERC20に準拠したトークンなので、ERC20トークンを保管出来る「MyEtherWallet」でも保管可能です。

    仮想通貨QASH(キャッシュ)のまとめ

    以上がQASHについてでしたが、QASHは今後Liquidプラットフォームでの基軸的通貨となる可能性が高く、将来のLiquidの成長がQASHの成長とリンクするようになるでしょう。

    そのグローバルな取引プラットフォームは、日本という枠組みを超えてグローバルに活躍する潜在能力を秘めています。

    また、QASHは2019年にイーサリアムのブロックチェーンからQASH独自のブロックチェーンへと移行する予定とされています。
    なのでそのタイミングで、公式からのアナウンス後に再びQASHが高騰する可能性は高いでしょう。

    執筆者プロフィール

    ペイ編集長

    キャッシュレスPAY編集長。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。 新卒で大手総合金融機関であるSBIホールディングスに入社し、広告の運用やマーケティングに従事。 その後11ヶ月で退職して、現在は前職で培ったフィンテックやFPに関する知識を活かし、キャッシュレス決済に関する研究を続けている。

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