【2019年】Stellar(ステラ/XLM)とは|仕組み・価格推移の最新情報

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本記事では、仮想通貨Stellar(ステラ)の仕組み・今までの価格推移・そして将来性について解説するので、今後購入する際の参考にしてください。

仮想通貨Stellar(ステラ/XLM)とは

Stellar(ステラ/XLM)とは、リップル(XRP)を基盤に開発された個人間の送金や決済に用いられる事を目的とした仮想通貨です。
現在一層注目が集まっているこのStellarですが、以下よりその基本的な情報を見ていきます。

Stellar(ステラ/XLM)の時価総額は6位

2018年8月現在、Stellarの時価総額は第6位となっており、およそ480億円の規模を誇っています。
XLM時価総額

出典:coinmarketcap

このStellarは以前まで上位にいたライトコインやカルダノを追い抜いて上位のポジションをキープするようになっており、5位のEOSとの差を縮めています。

Stellar(ステラ/XLM)はマウントゴックスの創業者によって開発される

Stellarは2014年に誕生したのですが、その年にちょうど破綻した仮想通貨取引所マウントゴックス社の創業者であるジェド・マケーレブ氏によって開発されました。

同氏はマウントゴックス社を売却し、元々はリップルの開発に携わっていたのですが、そのリップルの思想を継承してStellarを作り上げたのです。
なお、Stellarの通貨単位は2015年以降「XLM」とされており、これを「ルーメン」と呼びます。

Stellar(ステラ/XLM)とRipple(リップル/XRP)との違い

このStellarは送金や決済に特化した仮想通貨なのですが、では既に存在しているリップルとはどう違うのでしょか?
まず、Stellarの決済プロトコルは企業ではなく個人間での利用にフォーカスしています。

なので、大型のコンソーシアムを開いて金融機関同士での送金ネットワークを構築しているリップルとは異なっているのです。

なお、それによってStellarは少額の送金にも対応するべくリップルとは異なった合意形成方法を用いており、それがSCP(ステラ・コンセンサス・プロトコル)です。

また、他にもリップルの発行上限が1,000億XRPであるのに対してStellarは1,000億XLMが発行された後に1年に1%ずつ発行量が増加する仕組みをとっています。
これによって市場の供給量を調整して価格変動を制御し、個人の送金を円滑化出来るようになっています。

仮想通貨Stellar(ステラ)の仕組み

ステラ公式サイト

出典:Stellar

では、Stellarの仕組みを具体的に見ていきましょう。

送金や決済を瞬時に実行できる

Stellarでは個人間での送金・決済に特化している為、迅速且つ低コストに価値の移動が出来る事が特徴です。
そもそもその開発源となっているXRPもビットコインやイーサリアムなどよりも大幅な送金コストの削減を実現しているのですが、Stellarも同様の送金コストを実現し、そのトランザクションに掛かる手数料は0.00001XLM(0.00025円程度)とされています。

出典:Ripple公式Twitter

なお、StellarはビットコインのようにPoWマイニングが無いので合意形成に10分も時間を費やす必要が無く、瞬時にトランザクションする事が出来ます。
また、その取引で用いられるのが上述したXLMです。

Stellar Consensus Protocol(SCP)を採用している

なお、上述したようにStellarではStellar Consensus Protocol(SCP)と呼ばれる独自のコンセンアルゴリズムを用いており、SCPは既存のリップルのプロトコルの問題点を克服する為に実装されました。
そもそもリップルの認証プロトコルではネットワーク内で80%以上の合意を得なければトランザクションの承認がされないようになっています。

しかし、StellarのSCPでは80%以上の合意が無くてもトランザクションの承認を得る事が出来るように設計されており、それによって承認に掛かる負担が削減出来るようになるのです。
このSCPによって迅速な個人間の決済や送金を実現出来るのですね。

Stellar(ステラ/XLM)のレートは?チャートで見る価格推移

では、そんなXLMの価格推移を見ていきましょう。
XLMは今年の1月をピークに高騰しましたが、現在は全体の相場の影響を受けて1XLM=25円程度で推移しています。
XLMチャート

出典:coinmarketcap

では以下より、XLMの価格変動が大きかった過去のトピックとその動きを振り返っていきましょう。

2017年10月16日:StellarがIBMと提携し高騰

2017年10月16日、Stellarは米IBMとの提携を発表して約2.5倍の高騰を魅せました。

出典:coinmarketcap

IBMはグローバルな決済や送金のコスト削減を実現するグローバルバンキングソリューションでのStellarとの技術提携を公表し、このXLMをブリッジ通貨として採用したのです。

しかし、上のチャートを見てもわかる通り、その価格変動が非常に激しく、IBMはそのボラティリティを懸念視していました。
米フォーチューンによると、米ドルとペッグされた価格変動の無い「ステーブルコイン」の導入を現在検討しているとされています。

2018年7月13日:米大手取引所CoinbaseにXLMの上場が検討されて高騰

続いて7月13日には米大手取引所であるCoinbaseがXLMを含む計5つのアルトコインの上場を検討している事を発表しました。

Coinbaseと言えば、現在その評価額が80億ドルを超えている「クリプト・ユニコーン」として知られており、既に2,000万人のユーザー基盤を持っており米国で銀行ライセンスの取得にも乗り出しています。

そんな大手取引所からのリストアップの期待が投資家の買いを集め、発表後は一時10%以上の高騰を魅せました。

出典:coinmarketcap

また、XLMのCoinbase上場はまだ検討段階であり、今後それが確定する事があれば更なる上昇が期待出来るでしょう。

仮想通貨Stellar(ステラ/XLM)の将来性は?

では、気になるStellarの将来性について解説していきます。

大手企業との提携で送金がもっと便利に

現在Stellarは様々な企業と提携を交わしており、フランスの送金業者であるTEMPOや上述したIBMなどとの提携はStellarにとって非常に重要なファンダメンタルとなっています。

TEMPOはXLMを用いたモバイルウォレットや決済サービスの導入を予定しており、以下の通り、実際に公式サイトでもパートナーとして記載されています。

出典:TEMPO

また、IBMは言わずと知れた世界最大のIT企業であり、グローバルな送金市場は爆発的な規模を誇っています。
ただ、上述の通りXLMに関してはそのボラティリティが一つの懸念材料となっている為に、今後いかにその価格を安定させるかが鍵となりそうです。

仮想通貨ファンド「LDJキャピタル」の会長もその将来性に注目

また、Stellarの将来性については仮想通貨ファンドLDJキャピタルの会長であるDavid Drake氏もその将来性に注目しており、同氏はStellarについて、将来10兆円規模に成長する可能性があると発言しています。

出典:LDJ capital

なお、Drake氏はStellarベースでトークンを発行する「Pinnacle Brilliance」プロジェクトの取締役も務めており、Stellarを支援する者の一人です。

Stellar(ステラ/XLM)のおすすめ取引所

次にStellarのおすすめ取引所について解説します。

1番おすすめなのは「Binance」

XLMの購入に当たって最もおすすめなのは世界最大級の取引所であるBinanceです。
Binanceは以下の通り、XLMの全体の流通におけるおよそ45%を占めており、取引ボリュームも圧倒的です。
XLM取引所

出典:coinmarketcap

なお、Binanceは手数料が0.1%と最安値の水準であり、その信頼は非常に高いと言えます。
また、Binanceでは日本円での取引が出来ないので、XLMを購入する場合は最初に日本の取引所でBTCを購入し、その後BinanceにBTCを送金するようにしましょう。

その他にStellar(ステラ)を取り扱う取引所

そして、XLMを取り扱うその他の取引所は以下の通りです。

BCEX CoinEgg Upbit
OKEx Exrates Poloniex

なお、Upbitは韓国ウォンのみの対応で日本人の取引はできず、Binance以外の取引所は大体一日に数億円程度の取引高となっています。

Stellar(ステラ)のおすすめウォレット

次にStellarのおすすめウォレットについて解説していきます。

1番おすすめなのはLOBSTR

LOBSTR

出典:lobstr

XLMを保管するウォレットはLOBSTRがおすすめです。
LOBSTRはスマホからでも利用が出来るモバイルウォレットであり、現在iOSとAndoroidの両方に対応しています。
また、初心者でも感覚的にわかるインターフェイスであり、利便性の高いウォレットだと言えるでしょう。

その他に、Stellar(ステラ)に対応するウォレット

その他のStellarに対応しているウォレットは以下の通りです。
ウェブウォレット

  • StellarTerm

デスクトップウォレット

  • Stellar Desktop Client

ハードウェアウォレット

  • Ledger Nano S

それぞれ用途によってセキュリティと利便性の優先度が違いますが、ガチガチのセキュリティ体制で保管したい場合はハードウェアウォレットの「Ledger Nano S」がおすすめです。

Stellar(ステラ/XLM)のまとめ

以上がStellarについてでしたが、Stellarはリップルとは違った性質を持ち、金融機関ではなく個人に特化した決済・送金プラットフォームです。
特に個人の送金市場においては、東南アジアのフィリピンのような国で出稼ぎによる海外送金の需要が多くあり、その個人の年間国際送金額はフィリピンでおよそ300億ドルを超えています。

他にも決済や送金の市場を狙うプレイヤーは数多く、現在もブロックチェーンを用いた多くのプロジェクトが生まれていますが、金融業界を巻き込む為には圧倒的な政治力も必要となるでしょう。

そして、その価格変動の懸念もある事から、時間をかけて発展して実需に結びついていくものだと予想しています。

この記事を執筆した人

Kenta Fujii

Kenta Fujii

フリーランスライター。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。 新卒で大手総合金融機関であるSBIホールディングスに入社し、広告の運用やマーケティングに従事。 その後11ヶ月で退職し、現在はフリーランスとしてキャッシュレス決済に関する研究を続けている。

スマホ決済・仮想通貨サービスの利用実績があるライターによる執筆記事のみを掲載。「お金の流れをなめらかに」というミッションのもと、キャッシュレスな世界の実現を目指して運営しています。

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