【2019年】Ethereum Classic(ETC)の将来性は?今後価格が上がるのか徹底予想

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本記事では、EthereumClassicが今後どのような価格推移になるのかを判断するための情報を網羅的に紹介します。今後いつ買うべきか、いつ売るべきかを判断する際の参考にしてください。

EthereumClassic(ETC)とは

EthereumClassic(イーサリアムクラシック/ETC)とは、Ethereumのハードフォークによって誕生した仮想通貨であり、米大手仮想通貨取引所であるCoinbaseに上場した事で注目を集めました。
なお、EthereumClassicは2018年10月22日現在時価総額第16位に位置しており、その時価総額はおよそ1,100億円にも及びます。

EthereumClassicの誕生の経緯や特徴などを知りたい方はこちら!

EthereumClassicのレートは?チャートで見る価格推移

では、EthereumClassicの現在までの価格推移や、過去に高騰した要因などを見ていきましょう。

2017年11月11日:ETHEREUM CLASSIC SUMMITの開催で高騰

2017年11月13日〜14日の2日間にかけて「ETHEREUM CLASSIC SUMMIT」が香港で開催されましたが、そのサミットの直前は一日で50%程の高騰となりました。

ETCチャート

出典:coinmarketcap

同サミットではイーサリアムの開発者の一人であるチャールズ・ホスキンソン氏や、BitmainのCEOであるジハン・ウー氏などが出席していた為、「サミット内で重大発表が起こるのでは無いか」といった期待が投資家の買いを誘いました。

しかし、サミット内では期待される程の重大発表は無く、高騰した価格も一気に元通りとなりました。
ETCチャート

出典:TradingView

2018年8月:米大手取引所Coinbaseへの上場発表による高騰

2018年8月8日、EthereumClassicは米大手取引所であるCoinbaseに上場して高騰しました。
元々2018年6月に同取引所はEthereumClassicを新たに上場させると発表していたのですが、8月4日にCoinbaseのエンジニアリングチームが上場に向けた最終調整を開始したと発表したのです。

Coinbase公式ブログ

出典:Coinbase公式ブログ

Coinbaseは企業価値が80億ドルを超えている「クリプトユニコーン」と呼ばれている企業であり、現在上場銘柄は6種類のみ、そして今後は銀行ライセンスの取得も目指しているとされています。

そんな大手の取引所への上場が決まったETCは8月4日に数時間で10%以上の高騰、そしてその後も3日間で20%近い上昇となりました。
ETCチャート

出典:coinmarketcap

現在のEthereumClassicの価格推移

そして現在のEthereumClassicの価格推移ですが、2018年10月22日現在1ETC=1,000円台で推移しており、そのボラティリティ(価格変動幅)は縮小傾向にあると言えます。
ETCチャート

出典:coinmarketcap

また、 ETCは今年10月に入ってからは昨年11月以来の安値を記録してしまっており、取引高と共にやや盛り上がりに欠ける市況が続いています。

EthereumClassic(ETC)の将来性を知るための材料は?

仮想通貨の将来性を知る為の判断材料として見ておくべきポイントは大きく4つあると筆者は考えており、それが以下です。

  • ハードフォークの有無と時期
  • 半減期の時期
  • 今後の開発計画
  • 有識者の声

もしも仮想通貨への投資を考える際、上記のような情報を元に総合的に判断すると良いでしょう。

EthereumClassic(ETC)のハードフォークに関する情報は?

EthereumClassicは、2018年中の3月、5月、7月に計3度のハードフォークを行なっています。
ハードフォークとは、その仮想通貨の根幹技術であるブロックチェーンの仕様変更に伴う「チェーン分岐」の事を表しています。
ハードフォーク
そもそもこのEthereumClassicはイーサリアムのハードフォークによって誕生しています。
※EthereumClassicの誕生についてはこちら

2018年3月:ハードフォークによってカリスト(CLO)が付与される

2018年3月、EthereumClassicは550万ブロックに到達した時点でハードフォークを行い、新たな通貨となる「カリスト(CLO)」を誕生させました。
カリストとは、サイドチェーン技術を用いてEthereumClassicのブロックチェーンの取引処理を最適化させたり、スマートコントラクトを用いてそのブロックチェーンの活用範囲を拡大化させる事を目的とした仮想通貨です。

このカリストが当時ハードフォークによって誕生した際、EthereumClassicと1:1の割合で付与されました。

2018年5月30日:EthereumClassicのアップデートの為にハードフォークが実施される

2018年5月30日、EthereumClassicは590万ブロックに到達した時点で分裂を行わずアップデートを目的としたハードフォークを実施しました。
EthereumClassicではPowアルゴリズムが用いられていますが、元々本家のイーサリアムに備わっていた「ディフィカルティボム」と呼ばれる機能を排除する目的でハードフォークが行われたのです。

EthereumClassicはイーサリアムとは異なり、PoWからPoSへの移行は予定されておらず、マイニングによる利益が得にくくなるディフィカルティボムを排除する必要がありました。

よって、EthereumClassicはまた新たにハードフォークをして、そのブロックの生成時間を短縮させたのです。

2018年7月13日:ハードフォークによってイーサリアムエメラルドが誕生する

2018年7月13日、610万ブロックに到達した時点で「イーサリアムエメラルド」がハードフォークによって新たに誕生しました。
しかし、イーサリアムエメラルドに関しては「詐欺の可能性が高い」とされており、公式サイトも削除されています。

これまで特段ハードフォークによる価格の影響が無かったEthereumClassicですが、今回のハードフォークの前には1日でおよそ25%の高騰となりました。

出典:coinmarketcap

そして幾度となくハードフォークを繰り返して来たEthereumClassicですが、今後も2パターンのハードフォークが起こる可能性は考えられます。

  • 分裂によって新たな仮想通貨が生まれるハードフォーク
  • 技術のアップデートとして行われるハードフォーク

過去の傾向として、「分裂によって新たに仮想通貨が生まれるハードフォーク」は一時的に価格が上昇しやすい傾向にあると言えるでしょう。
引き続き、価格に影響する可能性のあるハードフォークに関する情報には要注目です。

EthereumClassic(ETC)の半減期について

EthereumClassicの次の半減期は2020年4月20日だと予想されています。

半減期とは、その通貨のマイニングによって得られる報酬が少なくなる時期の事であり、それに伴い市場への供給量が減って理論上通貨の価値が上がっていく事となります。
EthereumClassicの前回の半減期は2017年12月12日に行われたのですが、上記の理論から市場価値が高まるという投資家の期待もあり、11月の下旬頃からETCが高騰を魅せていました。

ETCチャート

出典:coinmarketcap

その価格はわずか一日で60%を超える上昇となったのですが、次回の半減期となる2020年4月20日までに、また価格が大きく動く可能性が考えられます。
このように、EthereumClassicには「半減期」という重要なファンダメンタルもあるので今後の動向にも注目です。

EthereumClassic(ETC)の今後の開発計画

ETC開発ロードマップ
では、EthereumClassicのロードマップをもとに、今後の開発計画を見ていきます。

2018年:サイドチェーンの実装

EthereumClassicでは2018年内にサイドチェーンの実装が予定されています。
サイドチェーンとは、メインのブロックチェーンとは別にもう一つのチェーンを作り出し、様々な機能を互いに実装する事が出来る技術です。
この実装によって、EthereumClassicのブロックチェーンの汎用性拡大が期待出来ます。

2019年:IoTデバイスとブロックチェーンの相互運用性の強化

2019年にはIoTデバイスとブロックチェーンとの相互運用性の強化が予定されており、これによってあらゆるIoTデバイスがブロックチェーンに紐付けされ、「モノ」がインターネット、ブロックチェーンによって効率化されるでしょう。
EthereumClassicは、本家イーサリアムとは異なりIoTデバイスに特化したプラットフォームの構築を目指しています。
よって、EthereumClassicにとってIoTデバイスとの相互運用性の強化は非常に重要なファンダメンタルとなるでしょう。

EthereumClassic(ETC)の企業との提携について

では、EthereumClassicの企業との提携に関する情報を見ていきます。

エンジニアリング企業IOHKがEthereumClassicプロジェクトに参画

イーサリアムの共同創業者が設立したエンジニアリング企業の「IOHK」が、EthereumClassicのプロジェクトに参画しました。
現在アルトコイン市場は開発ロードマップ通りの計画をより正確に進めていくといった熾烈な争いが繰り広げられていますが、これによって今後より開発スピードが更に上がる期待が出来ます。

なお、2018年10月現在、EthereumClassicと大手企業との目立った提携情報は無く、今後IoTに関連した企業とのタイアップに期待が集まっています。

EthereumClassic(ETC)に対する評価や有識者の声

デジタルカレンシーグループの創業者であるバリー・シルバート氏は、「もしあなたがイーサリアムクラシックを見ていないなら、それは間違っている」と自身のツイッターで公表しました。

シルバート氏は独自の仮想通貨ファンドである「ETC Trust Fund」を運営しており、EthereumClassicに関して高い評価を持っています。

しかし、以下のチャートの通り、現在はETCの価格は最高値を記録した44ドルから77%下落した9〜10ドル台で推移しています。
ETCチャート

出典:coinmarketcap

今年はCoinbaseにも上場して注目を集めているEthereumClassicですが、実需を生み出し価値ある通貨となるのかに要注目です。

EthereumClassic(ETC)のまとめ

以上がEthereumClassicについてでしたが、IoTデバイスとブロックチェーン技術との連携に今後期待が集まります。
第4次産業とも呼ばれているIoTですが、そのマーケットは2018年に7,000億ドルを超えており、今後2020年には1兆ドルに達するとも言われています。
IoTデバイスには自動車、交通機関、物流、農業など、私達の生活を支える分野での活用が予想されていますが、そのような大きなマーケットでEthereumClassicの活用が進めば、その規模拡大も見込めるでしょう。

この記事を執筆した人

Kenta Fujii

Kenta Fujii

フリーランスライター。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。 新卒で大手総合金融機関であるSBIホールディングスに入社し、広告の運用やマーケティングに従事。 その後11ヶ月で退職し、現在はフリーランスとしてキャッシュレス決済に関する研究を続けている。

スマホ決済・仮想通貨サービスの利用実績があるライターによる執筆記事のみを掲載。「お金の流れをなめらかに」というミッションのもと、キャッシュレスな世界の実現を目指して運営しています。

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