【2019年】Monero(モネロ/XMR)の将来性は?今後価格が上がるのか徹底予想

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本記事では、Moneroが今後どのような価格推移になるのか判断するための情報を網羅的に紹介します。今後、いつ買うべきか、いつ売るべきか判断する際の参考にしてください。

Monero(モネロ)とは

Monero(モネロ/XMR)とは2014年4月に誕生した匿名性の高い仮想通貨であり、2018年10月16日現在は時価総額10位に位置し、その規模は約2,000億円となっています。
なお、Moneroはビットコインの5倍の速さで取引処理を行えるという特徴を持っており、「CryptoNight」と呼ばれる取引の匿名性を高めるアルゴリズムを用いてその取引にて個人を特定する事が不可能とする事が出来るのです。

Moneroについてもっと知りたい方はこちら!

Monero(モネロ)のレートは?チャートで見る価格推移

では、Moneroの現在までの価格推移や、過去に高騰した要因などを見ていきましょう。

2017年8月28日:Moneroが韓国の大手取引所Bithumbに上場し高騰

2017年8月28日、Moneroは韓国の大手取引所であるBithumbに上場した事で高騰しました。
Moneroチャート

出典:coinmarketcap

その上場以前から「BithumbにMoneroが上場する」といったニュースが界隈で広まっていたのですが、当時その価格は1週間でおよそ2.5倍となったのです。

また、2018年10月16日現在韓国のBithumbでは全体の89%のMoneroが取引されており、今となってはMoneroの売買に関する中心的な取引所となりました。
Monero取引所

出典:coinmarketcap

このように、Moneroの多くの取引がBithumbにて行われていることから、韓国の仮想通貨規制の動きなどもMoneroの価格に影響してくる可能性があると考えられます。

2018年5月18日:コインチェックから匿名通貨が上場廃止となり下落

2018年5月18日、日本の取引所であるコインチェックはマネーロンダリング(AML)の懸念からDASHやZcashと同時にMoneroを上場廃止としました。

これによって上場廃止となった対象通貨は市場で売却され、5月から6月にかけてコインチェック内でMoneroを保有していたユーザーによる大きな売りが発生しました。
Moneroチャート

出典:coinmarketcap

現在、日本の金融庁も各取引所に「本人確認(KYC)」や「AML」などの対策を厳しく取り締まっていますが、コインチェックで匿名通貨が廃止されたことから、今後日本にて匿名通貨が上場されるのは恐らく厳しいのではないかと推測しています。

また、上述したBithumbでも同じようなAML懸念での上場廃止が起こった場合、Moneroが大量に売られる可能性があるので、規制や上場廃止のリスクを頭に入れておいた方が良いでしょう。

現在のMonero(モネロ/XMR)の価格推移

2018年10月16日現在のMoneroは1XMR=約1.2万円程で推移しており、そのボラティリティ(価格変動)は徐々に低くなっていっている事がわかります。
Moneroチャート

出典:coinmarketcap

なお、チャートを見ると今年の安値は概ね80ドル(約8,800円)となっており、そこを抜けると一気に次のサポートラインとなる50ドル台まで下抜ける可能性もあり得るでしょう。
Moneroチャート

出典:coinmarketcap

Monero(モネロ/XMR)の将来性を知るための材料は?

仮想通貨の将来性を知る為の判断材料として見ておくべきポイントは大きく4つあると筆者は考えており、それが以下です。

  • ハードフォークの有無と時期
  • 半減期の時期
  • 今後の開発計画
  • 有識者の声

もしも仮想通貨への投資を考える際、上記のような情報を元に総合的に判断すると良いでしょう。

Monero(モネロ/XMR)のハードフォークに関する情報は?

このMoneroは、2018年4月6日にマイニングのアルゴリズムを変更するためのハーフドフォークを行い、以下のような計4つの新たな仮想通貨が生まれました。

  • モネロクラシック(XMC)
  • モネロクラシック(XMC)
  • モネロオリジナル(XMO)
  • モネロゼロ(XMZ)

※「モネロクラシック」と呼ばれる同じ名前の通貨はそれぞれ開発元が異なっています。

なぜMoneroはハードフォークが行われたのか

そもそもハードフォークとは、その仮想通貨の根幹技術であるブロックチェーンの仕様変更に伴う「チェーン分岐」の事を表しています。
ハードフォーク

なぜ、Moneroがハードフォークを行ったのかというと、大手マイニング業者であるBitmainが、ビットコインなどに使われるマイニング機器のASICのMoneroにも対応出来る「Antminer X3」と呼ばれるものを開発した為です。

元々MoneroはGPUを使ったマイニングでマイナーの中央集権化を防ぐ事を目指していたのですが、Bitmain社がGPUよりも遥かに効率の良いMonero専用のASICを開発した事で、マイナーが中央集権化してしまうのではないかといった懸念が浮かび上がったのです。

そこで、Moneroの開発チームはそれによる51%攻撃を危惧し、ハードフォークによってそれを避ける為にMoneroをアップデートしようとしたのです。

ハードフォークによる価格の影響は?

しかし、Moneroのアップデートに反対した開発陣達が旧Moneroを利用してハードフォークし、Moneroとは全く互換性の無い新たな仮想通貨を作りました。それが上述した4つの通貨です。
これらは一見Moneroっぽく見えますが、新しくアップデートされた本来のMoneroとは異なる通貨として独立しています。
これによって、ハードフォーク前には開発陣の対立の懸念がありやや停滞した価格推移を魅せていましたが、その後アップデートされたMoneroが正常に稼働したことから、アップデートされたMoneroの懸念が取り除かれ価格は回復しました。

出典:coinmarketcap

このようなハードフォークによる開発者の対立などは今後も起こり得る可能性があり、その際には大きな価格下落も考えられるので注意が必要です。

Monero(モネロ/XMR)の半減期について

このMoneroに発行上限は無く、従って半減期もありません。

半減期とは、その通貨のマイニングによって得られる報酬が少なくなる時期の事であり、それに伴い市場への供給量が減って理論上通貨の価値が上がっていく事となります。
ですが、Moneroには発行上限が無く、発行上限が18,400,000XMRを超えた時点で1分間に0.3XMRずつ発行される仕組みとなっています。
2018年10月16日現在はおよそ16,500,000XMRが発行されていますが、一定の間隔で一定数が発行されていく構造となっているので、ビットコインのように供給量がピタッと止まる事はありません。

Monero(モネロ/XMR)の今後の開発計画や採用予定

では、Moneroの今後の開発進捗や開発計画やなどを見ていきます。

Darknet(ダークネット)へのMonero採用

Moneroは今後Darknet(ダークネット)で採用される予定となっています。
ダークネットとは特定のホストが割り当てられていないIPアドレスの事であり、ダークネットを介する事で「ダークネット・マーケット」と呼ばれる市場で匿名での取引が可能となります。

Moneroは「ワンタイムアドレス」と呼ばれる一時的なアドレスを使う事で匿名性を維持したまま取引が出来る通貨なのですが、それによって今後ダークネット・マーケットでそれが用いられる可能性が大いにあります。
過去にビットコインも「シルクロード」と呼ばれるダークウェブにて利用されていたものの、ビットコインにはMoneroのような匿名性が無く、誰が送ったかを知る為のアドレスはしっかりと確認出来てしまいます。
よって、Moneroは匿名取引での相性が良く、今後ダークネット・マーケットでの利用が拡大される可能性もあるのです。

しかし、ダークネット・マーケットで取引されている商品の大半は大麻や違法な医薬品である為に、一時的な需要が起こっても長期的には規制によって禁止となるリスクがあります。
ただ今まで闇取引に用いられていたビットコインに代わってMoneroが採用されるとなれば、良くも悪くも需要は高まるでしょう。

2018年内にKovri計画が実行される

Moneroでは、今後2018年内に「Kovri」と呼ばれる計画を実行する予定となっています。
Kovriは、Moneroの匿名性を高める為に開発されているI2P技術であり、I2P技術とは、大まかに言うとメッセージを匿名化する為のソフトウェアです。
そもそもMoneroでは、今まで「Tor」と呼ばれる匿名通信技術を採用していませんでしたが、それはTorの採用によって起こり得る「中間者攻撃」への懸念があったからです。

中間者攻撃とは、攻撃者が独立した通信経路を作り、通信者間の接続を盗聴する方法です。

しかし、Kovriを新しく用いる事でそういった懸念点を解決し、より高い匿名性を維持できるようになるのです。

Monero(モネロ/XMR)の企業との提携について

Moneroの企業との提携状況に関して、現状Moneroと提携している企業は特段ありませんが、今後その実用性が増す事となれば提携先企業が増える可能性があるでしょう。

なお、Monero以外の匿名通貨であるDASHやZcashは実際に企業との提携を発表しています。
DASHは2018年8月に南米の携帯会社である「Crypto Mobile Corporation」と提携し、そしてZcashに関しては2017年5月に世界最大級の金融機関であるJPモルガンよりZcashのセキュリティ技術を採用された事で話題となりました。

匿名通貨と一言で言っても情報やお金を扱う企業にとっては他に知らせたく無い機密情報もあり、プライバシー問題の懸念も考えられています。
よって、今後Moneroに関してもその特性を大手企業によって活用される可能性が十分あると言えるでしょう。

Monero(モネロ/XMR)に関する専門家の価格予想

では、Moneroに関する評価や予想を見ていきましょう。

ICOコンサルのサティス・グループはMoneroが10年で約4万ドルになると予想

ICOに関するコンサルティングを行うサティス・グループは2018年8月30日に各仮想通貨の価格予想をレポートにて発表したのですが、その中でMoneroが今後1年間で1,476ドル、5年間で18,498ドル、そして10年間で39,584ドルになると予想されました。
サティスグループの価格予想

出典:SATIS Group

上記の価格予想を見ると、他の通貨に比べてMoneroだけが群を抜いている事が分かります。
そこには10年後に38,391%の価格上昇が予想されている事から、予想通りに行けば現在の1万2千円の価格が400万円近くになるという計算となります。

イギリスの比較サイトであるFinderはMoneroが2019年に450ドルになると予想

イギリスの比較サイトであるFinderは毎月専門家による各仮想通貨の予測をレポートにて発表していますが、そこでMoneroが2018年12月31日に220ドル、2019年12月31日には450ドルになると予想されました。
Finderの価格予想

出典:Finder

この予想通りに行けば、来年の2019年12月頃には価格が今のおよそ3倍になっているという計算となります。
なお、同レポートの中で最も上昇率の予想が高かったのはカルダノ(ADA)であり、2019年12月31日には+327%となる0.33ドルに達すると予想されています。

Monero(モネロ/XMR)のまとめ

以上がMoneroについてでしたが、各国でAML(アンチマネーロンダリング)の規制整備が続く中、このMoneroが世界的に受け入れられる為には各国の政府の規制の枠組みがまず確立される必要があると考えられます。

ですが一方で、既存のビットコインなどではブロックチェーンにて取引履歴が全て記録される為に、プライバシーの問題も浮かび上がっています。
そういった観点で見ると、匿名性が高く追跡が不可能な仮想通貨の方が、より現在私達が利用している「お金」に近づくというように見ることもできます。
なぜなら、既存の紙幣は追跡などする事ができず、手渡しで交換してしまえばその履歴すらも確認する事が出来ないからです。

よって、今後の規制によっては良い方向にも悪い方向にも大きく動く通貨となるでしょう。

この記事を執筆した人

Kenta Fujii

Kenta Fujii

フリーランスライター。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。 新卒で大手総合金融機関であるSBIホールディングスに入社し、広告の運用やマーケティングに従事。 その後11ヶ月で退職し、現在はフリーランスとしてキャッシュレス決済に関する研究を続けている。

スマホ決済・仮想通貨サービスの利用実績があるライターによる執筆記事のみを掲載。「お金の流れをなめらかに」というミッションのもと、キャッシュレスな世界の実現を目指して運営しています。

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