【2019年】Stellar(ステラ/XLM)の将来性は?今後価格が上がるのか徹底予想

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本記事では、Stellarが今後どのような価格推移になるのか判断するための情報を網羅的に紹介します。今後、いつ買うべきか、いつ売るべきか判断する際の参考にしてください。

Stellar(ステラ/XLM)とは

Stellar(ステラ/XLM)とは、リップル(XRP)を基盤に開発された個人間の送金や決済に用いられる事を目的とした仮想通貨です。
Stellarの時価総額は2018年10月14日現在6位に位置しており、送金に掛かるコストを劇的に削減し、ビットコインやイーサリアムよりも遥かに効率的な送金を実現させます。

なお、このStellarは送金に特化した仮想通貨としてリップルと比較されますが、大きな違いはそれが個人に特化しているか金融機関に特化しているかであり、Stellarの場合は前者の個人間の部分にフォーカスしています。

Stellarについての詳細はこちら

Stellar(ステラ/XLM)のレートは?チャートで見る価格推移

では、Stellarの現在までの価格推移や、過去に高騰した要因などを見ていきましょう。

2017年10月16日:StellarがIBMと提携し高騰

2017年10月16日、Stellarは米IBMとが提携を発表した事で約250%の高騰を魅せました。
XLMチャート

出典:coinmarketcap

IBMはグローバルな決済や送金のコスト削減を実現するグローバルバンキングソリューションでのStellarとの技術提携を公表し、このXLMをブリッジ通貨として採用したのです。

また、その後IBM社は「IBMブロックチェーン・ワールド・ワイヤー」と呼ばれる決済システムを発表しており、そこでStellarのプロトコルも活用される予定とされている事から、更なるStellar活用の期待が高まっています。

2018年7月13日:米大手取引所CoinbaseにXLMの上場が検討されて高騰

2018年7月13日には、米大手取引所であるCoinbaseがXLMを含む計5つのアルトコインの上場を検討している事を発表しました。


Coinbaseと言えば、現在その評価額が80億ドルを超えている「クリプト・ユニコーン」として知られており、既に2,000万人のユーザー基盤を持っており米国で銀行ライセンスの取得にも乗り出しています。
当時この発表を受けてXLMは10%以上の高騰を魅せ、Coinbase上場への期待が高まりました。
XLMチャート

出典:coinmarketcap

なお、Coinbaseは現在当時リストアップされていた通貨の一つである「0x(ZRX)」を10月12日に上場させており、それによって0xも10%以上の高騰を魅せました。

現在のStellarの価格推移

そして現在のStellarの価格推移ですが、2018年10月14日現在は1XLM=24円程で推移しており、そのボラティリティ(価格変動)は徐々に落ち着き、高値の更新が遠ざかっているといった進捗です。

出典:coinmarketcap

全体の悲観的な相場の影響でやや盛り上がりに欠ける市況となっていますが、以前市場全体では6位という位置を確立させています。

Stellar(ステラ/XLM)将来性を知る為の材料は?

仮想通貨の将来性を知る為の判断材料として見ておくべきポイントは大きく4つあると筆者は考えており、それが以下です。

  • ハードフォークの有無と時期
  • 半減期の時期
  • 今後の開発計画
  • 有識者の声

もしも仮想通貨への投資を考える際、上記のような情報を元に総合的に判断すると良いでしょう。

Stellar(ステラ/XLM)のハードフォークに関する情報は?

NEOは現状ハードフォークの予定は特段ありません。
ハードフォークとは、その仮想通貨の根幹技術であるブロックチェーンの仕様変更に伴う「チェーン分岐」の事を表しています。
ハードフォーク
このハードフォークはブロックを生成するマイナーが複数存在する為に起こるものですが、Stellarでは独自のコンセンサスアルゴリズムである「Stellar Consensus Protocol(SCP)」が用いられており、ハードフォークが難しい設計となっています。

ですが、2018年8月頃にはStellarのハードフォークを装ったスキャムが広まり、「Stellar Dolphin」といった名前でユーザーの秘密鍵を盗み取ろうとしました
このような秘密鍵の共有を求められるような話には絶対に乗らないようにしておきましょう。

Stellarに半減期はある?

Stellarのアルゴリズムにおいて、半減期はありません。
半減期とは、その通貨のマイニングによって得られる報酬が少なくなる時期の事であり、それに伴い市場への供給量が減って理論上通貨の価値が上がっていく事となります。
ですが、Stellarはビットコインのように発行枚数が減少してくシステムではなく、発行上限である1,000億枚が既に発行済みであり、そこに年1%ずつ通貨の発行枚数が増加していく仕組みとなっています。
これによってStellarは価値の安定化を図っており、価格変動の振れ幅を抑えるように対策しているのです。
ですが、ビットコインと異なり毎年発行量が一定数増加されますから、当然需要が減ればその価値は下がる事となります。

Stellar(ステラ/XLM)の今後の開発計画

では、Stellarに関する今後の開発進捗や計画などを見ていきます。

2018年7月17日:イスラム金融へ進出する為のシャリア適合認証を取得

Stellar Development Foundationは2018年7月17日、ステラネットワークがシャリア適合認証を取得した事を発表しており、これによってイスラム諸国でのStellarを活用した金融分野の拡大に期待できるようになりました。
イスラム諸国では、イスラムの教え(シャリア)に沿った金融ビジネスが適用されており、「金融取引において金利を利用しないこと」「投機的且つ不確実性の高い取引の禁止」などといった取引は禁止されています。
ですが、Stellarは今回シャリア適合認証を取得した事によって、シャリアに適合したUAEやサウジアラビアを主としたイスラム諸国でステラの導入を測る事ができるようになりました。

イスラム圏諸国では個人の国際送金需要が多く、ステラがもしも活用されるようになれば大幅にその送金時間やコストを短縮できるようになるでしょう。

2018年9月28日:Stellarの分散型取引所であるStellarXが正式ローンチ

Stellarを用いた分散型取引所(DEX)である「StellarX」は、2018年9月28日にベータ版を終えて正式にメインネットをローンチさせました。
StellarX

出典:StellarX

分散型取引所とは中央にサーバーや管理者を置かずに機能する取引所であり、代表的な分散型取引所にはイーサリアムを軸とした「EtherDelta」などがあります。

そして、このSteallrXはStellarを基盤として、仮想通貨のみならず法定通貨などにも対応するように設計されています。

出典:StellarX

更に、StellarXは他の分散型取引所と違って手数料を全て無料とするようにも構築されており、ETHのガス手数料を伴う他の分散型取引所との差別化を図っています。

個人の送金に特化したStelarですが、送金にフォーカスするのであれば、「安い・速い」に勝るものはありません。着々とそのインフラも整いつつあるStellarですが、今後リップルのような通貨と共存していけるかに注目が集まります。

Stellarの企業との提携について

では、Stellarの企業との提携に関する情報を見ていきます。

IBMとの提携により、Stellar基盤の大規模な決済システムが構築される可能性も

上述した通り、IBMは「IBMブロックチェーン・ワールド・ワイヤー」と呼ばれる決済システムを構築し、Stellarのブロックチェーンを活用して銀行間の国際送金をリアルタイム且つ格安のコストで行う事を目指しています。
同システムは従来海外送金に必要であった中継銀行への経由を不必要とする為に、デジタルアセットを用いたコストパフォーマンスの高い送金が可能となります。

IBMは他の大手企業と比較してもブロックチェーン分野に積極的だと言えますが、それによってStellarの実需も高まっていく事が考えられます。

フランスの送金業者TEMPOとの提携によって個人の高い送金需要を取り囲む可能性がある

フランスの送金業者である「TEMPO」は、その決済サービスの手段にStellarを追加しており、公式サイトにてパートナーとして記載されています。

出典:TEMPO

TEMPOはヨーロッパに300以上の代理店を構えており、現在計100ヶ国と10万箇所以上の支払い場所を持つネットワークを作り上げています。
stellarは上述したようにシャリア適合認証を取得した事からイスラム圏諸国でもそのサービスを拡大出来るようになりましたが、今回のTEMPOとの提携によってヨーロッパ諸国でも大きく拡大する可能性が見えてきたと言えます。

Stellar(ステラ/XLM)に注目する有識者の声

では、Stellarに注目している有識者の声を紹介します。

仮想通貨ファンド「LDJキャピタル」会長は10兆円規模になると予想

仮想通貨ファンド「LDJキャピタル」の会長を務めるDavid Drake氏は、Stellarの将来性についてを評価しており、「将来10兆円規模に成長する可能性がある」と発言しています。
Drake氏はStellarベースでトークンを発行する「Pinnacle Brilliance」プロジェクトの取締役も務めており、同プロジェクトでは従来イーサリアムベースのトークンを用いる際に掛かっていた手数料コストなどを大幅にカットする事が可能となります。

そんなDrake氏はStellarの支援者の一人であり、将来10兆円規模になると予想しているわけですが、現在のStellarの時価総額はおよそ4,600億円となっており、もしその予想が実現するとなればここから更に20倍程の規模拡大が見込めるという事になります。

Stellar(ステラ/XLM)のまとめ

以上がStellarについてでしたが、送金に特化した仮想通貨としてはリップルと同じく上位に位置し続けており、今後リップルと共に新たな市場を開拓していく可能性のある通貨だと見ています。

日本ではリップル社の手掛けるリップルソリューションを活用したモバイルアプリ「マネータップ」がSBI Ripple Asiaにて開発されましたが、Stellarが今後同じ土俵に立つ為には既存の金融業界を巻き込む程の営業力が必要となってくるでしょう。

また、個人の決済や送金に活用される通貨の割にはまだまだ価格変動が大きく、価値の安定化が課題となっています。

出典:coinmarketcap

その価格変動の懸念もある事から、時間をかけて発展して実需に結びついていくものだと予想しています。

この記事を執筆した人

Kenta Fujii

Kenta Fujii

フリーランスライター。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。 新卒で大手総合金融機関であるSBIホールディングスに入社し、広告の運用やマーケティングに従事。 その後11ヶ月で退職し、現在はフリーランスとしてキャッシュレス決済に関する研究を続けている。

スマホ決済・仮想通貨サービスの利用実績があるライターによる執筆記事のみを掲載。「お金の流れをなめらかに」というミッションのもと、キャッシュレスな世界の実現を目指して運営しています。

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