仮想通貨 最終更新日: 公開日:
MyEtherWalletを登録している方で、手軽にスマホから利用したい方も多いのではないでしょうか。
本記事では、MyEtherWalletのiOSアプリのインストール方法・使い方を解説します。
アプリを使いこなして、いつでも、どこでもアクセスできる状態を目指しましょう!
目次
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)とは、イーサリアムやERC20トークンなどを保管出来るウォレットです。
同ウォレットはPC上で機能するデスクトップ型のウォレットであり、Web上に仮想通貨を保管するWebウォレットとは異なり、デスクトップにソフトウェアをダウンロードして保管する事が出来ます。
>>>MyEtherWalletの特徴やメリット、使い方などはこちら!
出典:MEWconnect
MyEtherWalletのスマートフォン用アプリとして誕生したのがMEWconnectです。
今までMyEtherWalletはデスクトップ用のウォレットとして機能していましたが、遂にスマホアプリでもウォレットを扱えるようになりました。
そして、このMEWconnectで出来る事は主に以下の2つです。
同アプリではイーサリアムなどの仮想通貨の入金や、イーサリアムの購入をスマートフォン上で行う事ができますが、MEWconnect単体では仮想通貨の送金を行う事が出来ず、ブラウザ版のMyEtherWalletに接続する必要があります。
なお、同アプリは2018年11月1日現在iOS版のみがリリースされていますが、今後はAndroid版のアプリもリリースされる予定です。
>>>MEWconnectの【iOS版】アプリのインストールはこちら!
MEWconnectの大きな利点は、PCやブラウザを利用せずともスマートフォン上のアプリからすぐにウォレットを起動させられる点です。
今まではスマートフォンからMyEtherWalletを起動させたい場合、ブラウザからでしか表示させる事が出来ませんでした。
しかし、今回リリースされたアプリを利用することによって、より見やすく、且つ迅速にウォレットを利用する事が出来ます。
MEWconnectはApp Storeにてインストール出来るので、MEWconnectのページからインストールして下さい。
アプリのインストール後は、以下で紹介する各初期設定を行っていきましょう。
アプリのインストール後は、下記の画面赤枠内にある「CREATE NEW WALLET」をタップしてウォレットを作成します。
なお、ウォレットを復元したい場合は、その下にある「RESTORE WALLET」を選択して、後ほど説明する「バックアップキー」を入力する必要があります。
次に、自身で任意のウォレットパスワードを入力して下さい。
なお、このパスワードはセキュリティ性を高める為に、出来るだけ強固にしておくことをおすすめします。
パスワードの入力を終えると、以下の「START USING MEWCONNECT」をタップして下さい。
また、自身で設定したパスワードは他の人に絶対に知られないようにしておきましょう。
続いてバックアップの設定方法ですが、以下画面内の赤枠をタップして下さい。
その後は以下のような画面が表示されます。
バックアップキーはスマホデバイス紛失時のウォレット復元に必要となるので、紙に記入したり、インターネットに接続されていない環境で保存するなど、必ず安全な場所で保管しておきましょう。
その後は以下の画面にて自身が設定したパスワードを入力して下さい。
そうすると以下のようにウォレットの復元に用いられる24個のフレーズが表示されるので、大事にメモなどして保存して下さい。
その後は以下の画面の通り、保存したバックアップキーから該当する番号の単語を選択して下さい。
終了後は「Finish」をタップすればバックアップ完了となります。
では、以下よりMEWconnectの使い方について解説していきます。
MEWconnectに仮想通貨を入金する場合、以下の赤枠から自身のウォレットのアドレスをコピーします。
その後は仮想通貨を送金したい取引所やウォレットにて、コピーしたアドレスを貼り付けて送付して下さい。
MEWconnectでは、「VISA」や「MasMasterCard」のクレジットカードを用いてイーサリアムを購入する事が可能です。
イーサリアムをクレジットカードで購入する場合、以下赤枠内にある「BUY ETHER」をタップしましょう。
次に購入したい金額を入力します。
その後は自身の名前、メールアドレス、住所などを入力し、使用するクレジットカードの詳細を記入して購入を完了させましょう。
なお、同アプリではイスラエルの決済会社である「Simplex」のシステムが導入されており、その信用性は高いと言えます。
最後にMEWconnectでの送金方法ですが、上述した通り、MEWconnect単体では送金する事が出来ず、ブラウザ版のMyEtherWalletと連携する必要があります。
その手順としては、まずブラウザからMyEtherWalletを起動させ、「Ether/トークンの送出」から「MEWconnect」を選び、「Connect with MEWconnect」を選択します。
その後サイト上にQRコードが表示されるので、それをアプリ内にある「SCAN TO CONNECT」から読み取りします。
読み取り後はブラウザのMyEtherWallet上でアドレスが表示され、送金出来るようになります。
なお、MyEtherWalletでの送金に関してはこちらで解説しています。
以上がMEWconnectについてでしたが、現在あらゆるイーサリアムトークンが普及しており、それに伴いトークンを用いたdapps(分散型アプリケーション)やブロックチェーンゲームといったサービスも拡大しています。
今後そういったサービスを利用したい際には、アプリでウォレットを作成出来るMEWconnectが役立つでしょう。
キャッシュレスPAY編集長。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。 新卒で大手総合金融機関であるSBIホールディングスに入社し、広告の運用やマーケティングに従事。 その後11ヶ月で退職して、現在は前職で培ったフィンテックやFPに関する知識を活かし、キャッシュレス決済に関する研究を続けている。