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本記事では自分の仮想通貨を一元管理出来るポートフォリオアプリ、クリプトフォリオの概要・インストール方法・基本的な使い方までを紹介していきます。
クリプトフォリオの覚えておくべき重要な使い方のみに絞って紹介するので、導入後にぜひ実践してみてください
目次
クリプトフォリオとは、複数の取引所やウォレットで管理されている仮想通貨を、全てまとめて一元管理出来るポートフォリオ管理アプリです。
これによって、今まで取引所毎に分散して置いていた通貨の総資産をすぐに把握出来るようになり、損益はいくらなのか、そして各保有通貨の割合がどの程度なのかも一目で確認する事が可能です。
現在同アプリはIOS・Androidのアプリのみで使用する事ができ、PCで利用することは出来ません。
なお、これの類似ツールとして「Blockfolio(ブロックフォリオ)」と呼ばれるアプリもありますが、Cryptofolioは日本発のアプリで日本語に完全対応している事から使いやすさも抜群です。
上述した通り、クリプトフォリオでは複数の取引所で保有している通貨を全て一元管理出来るのですが、これはクリプトフォリオが対応している取引所のみとなり、それ以外だとアプリ内で管理出来ません。
2018年7月30日現在、クリプトフォリオは7の国内取引所と36の海外取引所に対応しており、それらの詳細は以下です。
国内取引所:7
海外取引所:36
出典:Cryptofolio
なお、こちらの対応取引所の状況に関しては随時変更があり、新たな対応取引所更新され次第こちらで発表されています。
クリプトフォリオでは同アプリ内で登録した各通貨を円グラフで可視化する事が出来ます。
これによってどの通貨をどの程度の割合で保有しているのかといった資産ポートフォリオを一目で確認出来るんですね。
また、円グラフだけでなく保有資産の価格推移を折れ線グラフで可視化する事も可能です。
BTCやETH単体、もしくは仮想通貨市場全体の価格推移を表すグラフは多くのツールであるものの、自分の保有資産をグラフ化出来るツールは数少なく、同アプリを使って簡単に確認する事が可能です。
また、資産ポートフォリオの管理のみならず仮想通貨に関連するニュースやブログをまとめてチェックする事も可能です。
しかし、実際にニュースの欄を覗くと個人のブログメディアが多く、現状大手メディアを含めた様々な仮想通貨メディアを網羅している訳では無さそうです。
クリプトフォリオのダウンロード方法はかなり簡単で、各アプリストアからインストールするだけで完了します。
Cryptofolioは現在App Store、もしくはGoogle Playよりダウンロードが可能であり、特に登録は不要なので、アプリをインストール後すぐに利用出来ます。
では、実際にクリプトフォリオを活用していくにあたって、以下の主要な5つのポイントを確認していきます。
保有資産の登録
保有資産の内訳確認
保有資産推移の確認
仮想通貨に関するニュースの確認
ウィジェット機能で最新価格を確認
基本的に同アプリではインストール後丁寧なチュートリアルがあって分かりやすいのですが、ここでも再度使い方を簡単に確認しておきます。
まず保有資産の確認ですが、下記赤枠の「追加」をタップします。
そして、次にコインの選択に移りますが、どこの取引所から購入したものなのか、そして通貨ペアは何かを選びます。
対応の取引所は上述した通りです。
全て選択すると最後に取引量を自分で入力しましょう。
最後に右上の「保存」をタップすれば完了です。
次に上述した保有資産の割合を確認します。
アプリ内の下にある「クリプトフォリオ」をタップすれば、自分の追加した資産が円グラフで表示されます。
こちらは主要通貨をポートフォリオで表したものですが、これらはフォルダ毎にポートフォリオを分けて見る事も可能です。
その方法としては、下記画面の通り「設定」をタップして「フォルダ機能を有効にする」をONにします。
これをONにすると3つのフォルダがポートフォリオ管理画面に出てくるので、「フォルダ名を変更する」からフォルダ名を設定しましょう。
設定後はフォルダが3つ作成され、各フォルダを選んでポートフォリオを作成する事が出来るようになります。
今回「下位アルトコイン」で作成してみました。
これによって、通貨の種類や運用の方針毎にポートフォリオを分ける事も可能です。
次に保有資産の推移を確認する方法ですが、下の「資産推移」をタップして確認出来ます。
こちら上述した3つのフォルダ別に推移を見る事も出来、期間は1日や1ヶ月、1年といった長さで分けて見る事も可能です。
上述した仮想通貨に関するニュースは下の「ニュース」をタップして確認出来ます。
こちらのニュースに関しては全てのメディアが網羅されている訳ではなく、速報系やコラム、通貨毎のニュースでカテゴリ分けされているわけでもないので、若干ニュースに関しては利便性に欠ける部分もあるでしょう。
そして、クリプトフォリオのウィジェット機能を使ってホーム画面上で各銘柄の相場を確認出来るように設定しておきましょう。
その設定方法として、まず「設定」から「ウィジェット設定」をタップします。
その後は以下の画面から銘柄を編集します。
設定後はスマホのウィジェット画面下にある「編集」をタップし、追加画面でCryptofolioを選択しましょう。
以上がクリプトフォリオについてでしたが、投資において最も重要となるのがポートフォリオ管理です。
特に、市場全体の発展と成長にベットする「分散投資」では、各銘柄がどの程度のシェアで組み込まれているか、そして全体でいくらの損益となっているのかを常に把握しておく必要があります。
今回紹介したクリプトフォリオを使用すれば、どの通貨が成長しているか、そして全体の損益が今いくらくらいなのかといった事も一目で確認出来るので、銘柄の再構成だったり、リスクの許容設定などに大変役立つアプリです。
なので、クリプトフォリオはこれから投資のポートフォリオに仮想通貨を組み込む人にとって必要不可欠と言っても過言ではないツールでしょう。
キャッシュレスPAY編集長。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。 新卒で大手総合金融機関であるSBIホールディングスに入社し、広告の運用やマーケティングに従事。 その後11ヶ月で退職して、現在は前職で培ったフィンテックやFPに関する知識を活かし、キャッシュレス決済に関する研究を続けている。