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本記事では、GMOコインの概要・登録手順・基本的な使い方までを紹介していきます。
同時にGMOコインのメリットデメリットも紹介するので、今後の導入の参考にしてください。
目次
GMOコインとは2016年10月に設立された日本の仮想通貨取引所であり、運営会社は「GMOコイン株式会社」です。
なお、GMOコイン株式会社は上場企業9社、そしてグループ会社は計111社にも及ぶ巨大総合インターネットグループである「GMOインターネットグループ」の子会社であり、その信頼性は非常に高いと言えます。
そしてその口座数は右肩上がりに伸びており、2018年7月時点でその口座数は17万にも及びます。
そして、上記の図を見ると分かる通り、その売買代金のボリュームは昨年以降縮小傾向にありますが、ピーク時であった2017年12月には4兆円のボリュームがあった事が分かります。
では、仮想通貨取引をするにあたりどの取引所を選ぶかに関してですが、その判断基準は主に「手数料」「取り扱い通貨の種類」「使いやすさ」「セキュリティ」の4つです。これらを自分の優先度に応じて比較しましょう。
また、その取引所にしかない独自の特徴も押さえておけば、より自分に合った取引所の選択が出来るようになります。
GMOコインでは現物取引と仮想通貨FXに対応されており、現在以下の5種類の仮想通貨が取り扱いされています。
ここで注意しておきたいのが、GMOコインの現物取引では現在「取引所形式」ではなく「販売所形式」での仮想通貨の取り扱いとなっている点です。
販売所形式とは、運営側の取引所が持っている仮想通貨を直接的に売買する相対取引です。
例えば、日本円とドルを両替する外貨両替所は「販売所」に近い形態だと言えます。
一方取引所形式とは販売所とは異なり、取引所を利用してユーザー同士が仮想通貨を取引します。
これらの2つの取引方法の違いによって、後述する手数料の見方も変わってきます。
ですが、GMOコインは近いうちに取引所サービスも年内までに開始すると発表しており、更なるサービス拡大に期待が持てます。
GMOコインの手数料ですが、取引手数料・入金・出金共に基本無料となっています。
ですが、全て無料という訳ではなく、ここにスプレッド手数料が加わるので注意しておきましょう。
スプレッド手数料とは「買値と売値の差額」であり、これも実質的な手数料となります。
例えば、ビットコインを購入する場合、購入価格が711,122円、そして売却価格が697,040円なのでそのスプレッド手数料は14,082円(1.9%)となります。
また、リップルの場合は購入価格31.501円、売却価格が34.817円なので差額はおよそ3.3円(9.5%)と割高になっています。
このスプレッド差は日々変動しているので、常にレートを注視しておきましょう。
なお、スプレッドを抑えたい場合は、現物取引よりもFX取引がおすすめです。
GMOコインは販売所形式なので取引所形式のような複雑な操作画面が無く、とてもシンプルに売買注文を進める事が出来ます。
また、GMOコインではスマホ用のアプリもリリースされており、App StoreやGoogle Playからダウンロードする事が出来ます。
現物売買用のウォレットアプリや、FX専用の売買アプリがあり、いずれもシンプルで初心者にも分かりやすいデザインとなっています。
また、FXのアプリではワンタップで売買できるスピード注文機能がついており非常に便利なのでおすすすめです。
「GMOコイン 仮想通貨ウォレット」のインストールはこちらから
App Store
Google Play
「GMOコイン 公式仮想通貨FXアプリ ビットレ君」のインストールはこちらから
App Store
Google Play
GMOコインのセキュリティ体制ですが、同取引所では顧客資産が全て分別管理されており、それはインターネット環境から隔離された「コールドウォレット」で保管されています。
また、サイバー攻撃の対策も徹底しており、アカウントの二段階認証の必須化やシステムの24時間365日監視、GMOのグループ会社と連携した脆弱性情報の収集などに務めています。
GMOグループは既存の証券やFXなどのノウハウを活かし、信頼性の高い厳格なセキュリティ体制を今後も構築していくでしょう。
ではGMOコインの評判について見ていきましょう。
「使いやすい!」といった声が多いのがこのGMOコイン。
GMOコイン
多分一番バランスが良くて使いやすいと思う
スマホの類のiPhoneみたいな、よく広告が出て来る
— ゆるぴよ (@yuru_Vtuber) August 10, 2018
GMOコインが断トツで使いやすいhttps://t.co/TMXxc60NxB
— 桜の詩◆? (@juefjuef) July 17, 2018
記事書くためにアプリ操作してたら、ワンクリックで買えてしまった。
今までPCでしか使ってなかった。
急いでチャート確認してとりあえず大丈夫そうなので放置、70万まできたら利確する。GMOコインのアプリは、簡単に買えて使いやすい!(誤操作注意) pic.twitter.com/yCufZ0GwBs
— ましゅめろ(仮想通貨ブログ運営) (@haruneet) February 6, 2018
そして取引におけるスプレッドに関するツイートもちらほらあります。
イーサリアム
DMMコインよりGMOコインの方がスプレッドが安い。次からはGMOコインから入金しよう。#イーサリアム— 恋する魔女改 ??No War (@kenji12022530) August 12, 2018
スプレッドは日々変動するので、GMOのXRPのスプレッドが高い事を主張するツイートも。
日本のXRP、リップルの販売所のスプレッド比較
GMOコイン 9.6%
DMM Bitcoin(仮想通貨FX) 4%
SBIVC(公式サイト画像から確認) 4.7%
※全て切り下げ、(1 – 売り価格 ÷ 買い価格) × 100で算出
— くりぱか (@Creeperker) June 1, 2018
GMOコインは現状販売所形式なので、使いにくいといった声は少ないですが、やはりユーザーはスプレッド手数料が少し気になっているようです。
では、GMOコインの口座開設手順について見ていきましょう。
まずはじめに基本情報の入力からです。
トップページからアクセスし、右上の「口座開設」をクリックします。
次に以下の画面でメールアドレスを入力して下さい。
すると登録したアドレス宛にメールが届くので、届いたメール内のURLをクリックしてパスワードを設定しましょう。
次に電話番号を登録してSMS認証(二段階認証)を行います。
まずは電話番号を入力して下さい。
入力後はコードが送信されるので、SMSに送付されたコードを以下に入力しましょう。
無事認証を終えると以下の画面が表示され、認証が完了します。
次に基本情報の入力です。
以下のフォーマットに従って自身の基本情報を記入して下さい。
全て入力すると完了します。
次に本人確認です。
以下画面に移るので、免許証・健康保険証・個人番号カード・パスポートといった本人確認書類をアップロードするか、対面で本人確認書類を定時する方法かの2通りがあります。
ここで2通り選べますが、迅速に承認を受けて口座開設を行いたい場合はアップロードで済ませた方が良いでしょう。
その方法ですが、下記の内容に従って漏れの無いようにアップロードして下さい。
アップロードが完了すると審査結果のメールが送信されるので確認しましょう。
審査完了後は口座開設コードが配達で届くので、確認してコードを入力しましょう。
次にアプリで二段階認証の設定を行う方法です。
その設定方法ですが、まずホームから「口座情報」をクリックして「セキュリティ」をクリックします。
次に表示されたセキュリティ画面から「2段階認証」を選択して「アプリへ変更」をクリックします。
その後以下の画面へ移るので、QRコードを二段階認証アプリ「Google Authenticator」から読み取りましょう。
そしてコードを読み取るとアプリ上に6桁の認証コードが表示されるので、それを上記の空欄に入力して下さい。
これで二段階認証の設定は完了です。
最後にGMOコインの基本的な使い方について見ていきましょう。
初心者の方も一目でわかるように解説していきます。
資産残高の確認は「会員ホーム」を開くと表示されており、日本円を含めた各通貨の残高情報が一目で確認できるようになっています。
次に入金ですが、日本円の入金に関しては「即時入金」と「振込入金」とがあり、左の「入出金」から「日本円」を選択してその画面に移ります。
上記は即時入金ですが、各金融機関をクリックする事で即時入金の手続きをする事が出来ます。
なお、振込入金の場合は振込先銀行口座情報が表示されるので確認して入金しましょう。
次に仮想通貨の入金ですが、入出金から「仮想通貨」を選択して入金したい銘柄を選択します。
すると上記のように入金先のQRコードとアドレスが表示されるので、取引所やウォレットから読み取って入金しましょう。
次に出金ですが、日本円を出金する場合、上述した入金と同じく「入出金」から「日本円」を選択します。
そして自身が登録した口座から出金依頼を出して下さい。
出金の取り消しは出金依頼をした時から翌17:00まで可能であり、それ以降はキャンセル不可能となっているので注意しておきましょう。
なお、詳細は GMOコインのFAQにて記載されています。
続いて仮想通貨の出金ですが、左の日本円の下にある「仮想通貨」を選択して「送付」をクリック、そして出金したい仮想通貨を選択すると以下の画面に移ります。
手順として、「送付先アドレスを追加」「送付する通貨の数量を入力」「二段階認証の認証コードを入力」を完了させれば出金することが出来ます。
海外取引所に送金する際はここを利用しますが、送付先のアドレスが間違っていないか入念に確認して下さい。
では次にチャートの見方についてですが、各売買画面上にある「チャート」をクリックする事でテクニカルチャートを表示させる事が出来ます。
こちらは右上から見たい通貨のチャートやチャートの期間を変更したりが可能です。
なお、チャート内に表示されている指標は「ローソク足」と呼ばれており、その見方は以下で説明しています。
GMOコインのチャートの場合赤が陽線で青が陰線となっています。
最後に売買注文の方法ですが、これもとても簡単です。
注文方法としては金額を指定する方法と数量を指定する方法の2通りがあります。
金額指定は以下のように、買いたい・売りたい金額を手入力します。
次に数量を指定する方法ですが、以下の通りいくら売買したいかの数量を入力しましょう。
いずれも最後に「売却」「購入」ボタンを押す事で注文出来ます。
以上がGMOコインについてでしたが、GMOコインは大手のインターネットグループの信頼があり、初心者にとってはかなり使いやすい取引所だと言えます。
更にFXも充実しているので、慣れてくるとFXでレバレッジ取引などに挑戦してみるのも良いでしょう。
キャッシュレスPAY編集長。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。 新卒で大手総合金融機関であるSBIホールディングスに入社し、広告の運用やマーケティングに従事。 その後11ヶ月で退職して、現在は前職で培ったフィンテックやFPに関する知識を活かし、キャッシュレス決済に関する研究を続けている。