ビットコインの空売り(ショート)とは?空売りにおすすめな取引所3選も解説

仮想通貨 公開:2018-12-31 最終更新:2019-03-25

ビットコインの「空売り(ショート)」とは?

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「空売り」とは取引手段のことで、もともとは株取引などでよく用いられてきました。そして現在は、数多くの取引所でビットコインないしアルトコイン取引でこの「空売り」が可能となっています。

通常、ビットコインに限らず株にしても外貨にしても、「底で買い天井で売る」手段で利益を出します。例えば、ビットコインが1BTC10万円のときに一枚購入して、1BTC20万円となった時に売却したとします。

その場合は以下のような計算となります。(手数料や税金は考慮していません)

20万円(売却金額)−10万円(購入金額)=10万円(利益)

このような形で、取引するのがビットコイン投資の基本です。

しかし、空売りの場合はこれの全く逆で「天井で売り底で買い戻す」ことなのです。つまりは、「価格が下がれば利益がでる」という取引手法と言えます。

例えば、ビットコインが1BTC20万円のときに一枚空売りして、1BTC10万円となった時に買い戻せば、10万円の利益となるということです。

どのような仕組みで空売りが可能となるのかを以降で詳しく解説いたします。

現物取引ではなく、信用取引だからこそ空売りできる

ビットコイン取引所で取引する場合、その取引手段は大きく分けて2つあり、それが「現物取引」と「信用取引」です。

現物取引の方は、読んで字のごとく現物をやりとりする方法で、ビットコインとお金を交換することです。お店で商品を購入するのと根本的には一緒と言えます。

そして、空売りを可能とするのは信用取引です。その仕組みは、空売りをしようとするユーザーは取引所からビットコインを一時的に「借り」ます。

そして、ビットコインが1BTC30万円の時に借りたビットコインを一枚売却したとしましょう。そうすると、30万円の現金が手元に入ります。

そして、ビットコインが1BTC10万円に下がった時にビットコインを一枚購入し、取引所にビットコインを返済します。すると、売った時に手元に入った現金のうち、買い戻すのに使ったのは10万円分だけなので、20万円の現金が手元に残るということになります。

30万円(借りたビットコインの売却価格)−10万円(返済するために買い戻したビットコインの購入価格)=20万円(利益)

このような仕組みで、利益をだすのが信用取引ないし「空売り」です。

FX(レバレッジ取引)でも空売りができる

近年で増加してきた「ビットコインFX(レバレッジ取引)」でも空売りが可能です。正確には、空売りではなくショートと呼ばれています。

売りから入り、価格が下がったら利益がでるという意味では、空売りもショートも同じですが、その仕組みは少々違います。

FX(レバレッジ取引)場合は、自身の口座に入っているお金は「証拠金」として扱われます。証拠金は担保のようなものと思ってください。

その担保を元に「取引所の資金を使って取引する」のがFX(レバレッジ取引)です。つまりは、買いから入るにしても売りから入るにしても取引所のお金を利用するということです。

そのため、レバレッジ取引では例えば10万円の口座資金で100万円分の取引が可能となったります。(取引所の規定によってはそれ以上の額も可能です)

少ない資金で大きな利益を狙うなら、信用取引よりもFX(レバレッジ取引)の方が良いでしょう。

ビットコインの空売り(ショート)のリスク

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ビットコイン空売り(ショート)を利用すれば、相場が下がっている時でも儲けることが可能となり、取引の幅が格段に広がります。

しかし、その分リスクもあります。そのリスクとは、主に以下の2点です。

  • 価格が上昇したら、損失が出る
  • 損失は無限に広がってしまう

通常の取引では、価格が上昇したら利益となり下落したら損失となるので、その逆の空売り(ショート)なら上昇した時に損失が出ます。

そして、極端な例ですが下落は価格が0円になればそれ以上は下がらないので損失もそこで止まります。しかし、逆に価格の上昇には限界がありません。

つまり、空売りの場合は放置すればするほど損失が「無限」に広がり続けてしまうということです。

空売り(ショート)はいつやるのが適切なのか?

ここでは、「どのようなタイミングで空売り(ショート)を仕掛ければ良いのか」という点を解説いたします。

一概に言えるものではありませんが、最も基本とされる2つのやり方をご紹介していきます。

価格が天井付近にあるときに実施する

上の画像のように、チャート上で数ヶ月ほどの高値を線で結ぶと価格の「天井」が見えてきます。

つまりは、この線付近で価格が反転する可能性が高いということです。価格が天井付近に到達したタイミング(ピンクの丸で囲った部分)で空売りを仕掛けるのが良いでしょう。

価格が支持線を破ったときに実施する

上の画像の、赤線が価格の上昇を抑えているように見えるのでこれは「抵抗線」と呼ばれています。そしてチャート下部の緑線が、価格を支えて押し上げているように見えるので「支持線」と呼ばれています。

相場というのは、この抵抗線を価格が大きく突き破れば大きな上昇、そして支持線を破れば大きく下落する傾向にあります。

そのため、この場合は青の線を価格が突き破れば空売りを仕掛けるチャンス(ピンクの丸で囲った部分)と言えるでしょう。

ビットコインの空売りは本来禁止されている?

ネットなどで囁かれている噂に「ビットコインの空売りは禁止されている?」というものがあります。結論から言うとそのような事実はありません。

先ほど申し上げたとおり、空売りは株などではすでに一般的なものであり、ビットコインだけ禁止される理由が存在しないからです。

この噂の出どころは、2018年に開催されたG20 で「ビットコイン空売り規制が議題となるかもしれない」という推測が発端とされていますが、実際には規制が決まった訳でもなく国内で検討されているという事実もありません。

ビットコインの空売りができるおすすめ取引所3選

それでは、ビットコインの空売りができる取引所をご紹介いたします。残念ながら現在では「信用取引」が可能となっている取引所が存在せず、レバレッジ取引でしか空売りができません。

以降でご紹介するのは、レバレッジ取引ができる仮想通貨取引所とっていますのでご了承ください。

GMOコイン

GMOコインには以下のようなメリットがあります。

  • UIがシンプルで見やすい
  • レバレッジが最大25倍
  • レバレッジ取引専用アプリがある

まずユーザーページのUIがわかりやすく、またレバレッジ取引専用の公式アプリである「ビットレ君」というアプリもあり、そちらも使いやすいのでとりわけ初心者の方にお勧めできます。

また最大レバレッジが25倍となっていて、これは10万円の資金で最大250万円分の取引が可能となるということです。大きな利益を狙いたい方にもお勧めです。

DMMbitcoin

DMMbitcoinには以下のようなメリットがあります。

  • 大手企業の運営
  • 取引手数料が安い
  • アルトコインが豊富

DMM.comという企業は仮想通貨やFXといった金融系以外にも、動画コンテンツやカラオケなど様々な事業を手がける大手企業なので信頼度が高いです。

また、取引手数料も業界でもトップクラスに割安で、頻繁に売買を繰り返す方にお勧めです。また、レバレッジ取引ができる仮想通貨がビットコインの他にも7種類と豊富なので、色々なコインで取引したい方にもお勧めできます。

BitPoint

Bitpointには以下のようなメリットがあります。

  • 最大レバレッジが25倍
  • MT4を導入している

Bitpointも最大レバレッジが25倍と高く、大きな利益を狙う方に向いています。さらに、Bitpoint独自のメリットは「MT4」を導入しているという点です。

MT4とはチャートのことで、FXなどでは既に定番化しています。細かな設定ができ、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズできるので中〜上級者からは絶大な指示があるツールです。

現在のところ仮想通貨取引所でMT4を導入しているのはBitpointだけなので、中上級者のかたにはとりわけお勧めできます。

まとめ

ビットコインの空売り(ショート)を取り入れることで、利益をだすチャンスが格段に増えます。

同時に、損失が無限に広がるというリスクがあります。しかし、それは要するに「何日も放置せず、こまめにチャートをチェック」すれば避けられることなので、それほど恐れる必要もありません。

この記事を執筆した人

野崎隆央

野崎隆央

仮想通貨・株・為替などをメインに執筆しているフリーライター。これまではFXをメインに投資していたが、市場の広がりとともに、仮想通貨の投資も開始。調べた知識だけでなく、自身の投資経験に即した実践的なノウハウの執筆を得意とする。

スマホ決済・仮想通貨サービスの利用実績があるライターによる執筆記事のみを掲載。「お金の流れをなめらかに」というミッションのもと、キャッシュレスな世界の実現を目指して運営しています。